2024年米英ハンガリー映画。原題「The Brutalist」ブラディ・コーベット監督作品。215分(前半100分で15分の休憩タイム)。2024年・第81回ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞。「ブルータリスト」とは、1950年代に見られるようになった建築様式「ブルタリズム」の建築家たち。
第二次世界大戦下のホロコーストを生き延び、アメリカへと渡ったハンガリー系ユダヤ人建築家ラースロー・トート(エイドリアン・ブロディ)の30年にわたる数奇な半生を描き出した完全なるフィクションドラマ。
無残にもすべてを奪われた建築家が希望を抱いたアメリカンドリーム。 見知らぬ土地と異なる文化、その光と影に苛まれながら、家族への愛と建築への情熱をたぎらせ続けた30年の切り拓かれていく半生が描かれている。
妻エルジェーベト(フェリシティ・ジョーンズ)、姪ジョーフィア(ラフィー・キャシディ)と強制的に引き離されてしまい家族と新しい生活を始めるため、アメリカ・ペンシルベニアへと移住したラースローは、裕福で著名な実業家ハリソン(ガイ・ピアース)と出会う。ラースローのハンガリーでの輝かしい実績を知ったハリソンは、その才能を認め、彼の家族の早期アメリカ移住と引きかえにあらゆる設備を備えた礼拝堂の設計と建築をラースローに依頼する。だが母国とは文化もルールも異なるアメリカでの設計作業には多くの障害が立ちはだかる。ラースローが希望を抱いたアメリカンドリームとはうらはらに、彼を待ち受けていたのは大きな困難と代償だった。長いがそれなり引き付けられて退屈はしないが、戦後イスラエル建国と姪のイスラエル移住が描かれているのだが・・・。見終わって何が言いたいのか解らなかった。
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