読書備忘録

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映画・DVD「世界の果ての通学路」

2016-03-06 | 映画
2012年仏ドキュメンタリー映画。原題「Sur le chemin de l'ecole」
パスカル・プリッソン監督作品。2014年セザール賞、アンリ・ラングロワ賞各ドキュメンタリー賞受賞。
地球上の4つの地域を“通学路”という視点でとらえたドキュメンタリー。
ケニアの15キロメートルのサバンナを象や野獣から命がけで2時間で駆け抜けるジャクソンと妹サロメ。
360度見渡す限り誰もいないパタゴニア平原を、5歳年下の妹と一緒に馬に乗って18k通学する11歳のカルロス。
モロッコの険しいアトラス山脈を越え、女子に教育は不要とする古い慣習が残る村から22k友だち3人と寄宿舎を目指す12歳のザヒラ。
幼い弟たちに車椅子を押されながら、舗装されていない4kの道を学校に向かうインドのサミュエルの4人の学校で学ぼうとする子どもたちの姿を追ったドキュメンタリー。
子どもたちの学習に対する意欲の高さや、そんな子どもたちを支える家族の愛情が映し出されていモチベーションの高さと恵まれた環境の日本の子供たちとの対比をつい考えてしまった。
「学校は将来への“源”」、自分のためだけでなく、国のためになることまで自覚して学校に通っている彼らの姿に感動した。

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