人の趣味を全否定することって・・・(経験談)

人にはそれぞれ趣味や好みがある。若い人ならゲーム、アニメ、音楽、アイドル等々・・・
中高年層なら家庭菜園やガーデニング、ゴルフ、釣り、映画等々・・・
本当に1人1人「自由」に「楽しみ」を持っている。これは大変素晴らしいことだ。

先日、Twitterでこんなツイートを見かけた(現在はアカウントに鍵がかけられ見ることはできないが)
「外出から帰ってきたら、新品のガンプラが妻に勝手に捨てられていました」

ガンプラとは、ガンダムのプラモデルのこと。
Twitter上では"共感派"と"夫が悪い派"に意見が分かれて炎上。ツイートの内容が本当か演技か、その男性に問題があったのか、
純粋に楽しんでいた趣味を真っ向から否定されてしまったのか。真相ははっきりしないが、事情がどうであれ趣味を全否定される
というのは悲しく心が痛むものだ。


実は、筆者も趣味のことで以前にとても悲しい思いをした経験があるので、本日はこれを題材に日記を書いてみる。
趣味を全否定され、そこから立ち直るまでの話だ。
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～決めつけられ傷つけられ～
あれは社会に出て2年目の出来事だった。当時勤めていた会社は残業が多く、その分稼ぎはあったのだが精神的に辛い毎日だった。
そんな筆者の楽しみであり、心の支えでもあった趣味がエアソフトガン。中学生のころから軍事モノ、ミリタリー好きで友達と
模型店に行ってはエアガンを眺めたり、空き缶を撃って遊んでいた。


高校生、社会人になっても飽きることはなく、18歳を超えてからはシューティングレンジ(射撃場)に行ったり、友人と銃を構えて
ツーショット写真を撮ったり、自分好みにカスタムしたり、楽しみがあるからこそ辛い仕事も頑張れていた。心の支えだった。

ある日のこと。間もなく20歳の誕生日を迎える時期だったのだが、帰宅すると親父からこんなことを言われてしまった。
「モデルガン(エアガン)は""子どもの遊び""なんだから、20歳になったら売るか捨ててやめような。」
何かのきっかけで筆者の部屋に入ったのか、たまたま遊んでいるところを見かけたのか・・・


仕事で疲れていることもあってか、自分でも抑えきれないほどの怒りが込み上げてきた。大声をあげて大喧嘩。
筆者も「そういうのを偏見って言うんだよ! 友達もいるんだ。簡単に人の趣味を否定されたくないね!」とテーブルを拳で叩きながら抗議。

感情にブレーキが利かなくなって、しまいには言葉から暴力の喧嘩に発展した。
今ではやりすぎたと反省しているのだが、人の趣味・好みを簡単に否定する行為が許せなかったゆえの出来事だ。
それに同じ趣味を楽しむ仲間もいた。世間にもたくさんのエアソフトガンユーザーがいらっしゃるのも事実。
その人たちまで否定された気持ちになって、怒りよりも悲しみが大きく辛くて仕方がなかった。

ひどく落ち込み、知人に相談したり、自分の気持ちを整理し、少しずつ落ち着きを取り戻し、出した結論は
「誰になんと言われようと自分の好きなモノは押し通す。一度切りの人生は自分が決める。」

今ではお互いに趣味に関しては触れなくなり、普通に会話もするし一緒に外出することもあるが、あの件はいまだに許していない。
たぶん親父は忘れていると思うが、やられた側の心の傷は忘れられず一生引きずるものだ。いじめと一緒である。


今もエアソフトガンという趣味は続けている。ブログでのレビューやYouTubeでの動画投稿もしている。
銃というだけで悪く見られてしまいがちだが、大抵のモデルは18歳以上でないと購入できない。分解やメンテナンス、カスタムを
するには専門的な知識も必要な奥深い趣味だ。決して「子どもの遊び」ではない。

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～どんな趣味も素晴らしいもの～

人それぞれに異なる価値観を持つことは当然であり悪いことではない。
問題なのは、それを人に押し付けて他人の好みや気持ちを全否定することだ。

「"好き"に性別だの年齢だの、関係あるのかい?」
これが筆者の持論であり理念である。中には子ども向けのヒーローもの、仮面ライダー、プリキュアが好きな大人もいるのだ。
それも全く問題ないと思う。むしろ良いと思う。好きなものを全力で推して何が悪い? その人が好きならそれでいいだろう。

一度きりの人生。好きなこと、楽しいことを全力で楽しむ。当ブログのキャッチコピーの
「～趣味が人生を彩る。遊び心・ジブンイロ～」
はそういった意味を込めて決めたものである。十人十色。他人の"色"を否定するのは到底許されるべきものではない。

当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
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