友人より、「国立ボリショイサーカス」の招待券をもらった我が家。
台風近づく東京体育館へ行ってきました。
指折り今日の日を楽しみにしていました。千駄ヶ谷に着くのが待ち遠しいミヨ。
大雨の中、たくさんのお客さんが集まってます。
席はアリーナの三列目。なんという贅沢
さて、以後は撮影禁止ですよ
中原中也の詩※を思い浮かべつつ、わくわくは最高潮
ファンファーレと共に、華やかにサーカスは始まりました。
ジャグリングに空中ブランコ、数々の離れ業に「きゃ~~っっ」と叫びつつ、人ってすごいなあ、と感心。
動物のショーも盛りだくさん お家芸、熊さんのサーカスや、スタンダードプードルや馬のショーもすばらしい
とくに、猫のサーカスは、なんというか、可愛そうやら可笑しいやら。
猫が棒渡りするんだけど、もう必死でしがみついて渡ってるんで、周りに抜け毛が舞ってます。
しまいに、仰向けに寝かせて首を固定した猫の足に、両端に火の付いたバトンを乗っけて、それを猫が(恐怖心から?)狂ったように回転させるという、動物保護団体の人が見たら口から泡を吹くような芸まで、、。
大満足の拍手とともに、
二時間のショーは終了。ミヨも大喜びでした。
さて、せっかく東京に出てきたので、ここから神保町へ移動。実は婚約時代、私は神保町に住んでいて、思い出深い大好きな街なのです。
お目当てはここ、創業明治42年の洋食屋さん
『ランチョン』です。何しろ当時は他にレストランなどなく、「洋食屋」が通り名だったとか。
ランチセットは、大人気の名物のメンチカツ ボリュームたっぷり これで1000円。
せっかく神保町に来ましたので、本屋さんにも行きましょう。
一階は絵本専門店、二階は洋書の専門店、『BOOKHOUSE』です。
広い店内には可愛い絵本が所狭しと並んでいます。中央には、子どもたちがゆっくり本を見る事ができるコーナーも。この熊さんは、お膝に本を乗せると、絵本を読んでくれました。(女の人の声なので、この熊は♀のようです。)
帰りの電車は、みんなでぐっすりです 。楽しい一日でした。
※サーカス
幾時代かがありまして
茶色い戦争がありました
幾時代かがありまして
冬は疾風吹きました
幾時代かがありまして
今夜此処でのひと盛り
今夜此処でのひと盛り
サーカス小屋は高い梁
そこに一つのブランコだ
見えるともないブランコだ
頭倒(さか)さに手を垂れて
汚れた木綿の屋根のもと
ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん
それの近くの白い灯が
安値(やす)いリボンと息を吐き
観客様はみな鰯
咽喉(のんど)が鳴ります牡蠣殻(かきがら)と
ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん
屋外(やがい)は真ッ暗 暗(くら)の暗(くら)
夜は劫々(こうこう)と更けまする
落下傘奴(らっかがさめ)のノスタルジアと
ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん
中原中也「山羊の歌」より