12年9月3日の熊日夕刊のきょうの発言にボラキャンのことを書かせていただきました。
ボラキャンで出来た絆に感謝します、そして、若い世代の21世紀を生き抜く力につながっていくことを期待します。
熊日夕刊記事:(抜粋)
八木浩光(熊本市国際交流振興事業団)
夏休み期間中、県内外の高校生や留学生が、2泊3日の日程で国立阿蘇青少年交流の家に集い、テーマを決めて徹底的に討論した。熊本市国際交流振興事業団などが主催する「国際ボランティアワークキャンプ(ボラキャン)」。
第7回の今年は、150人が集った。
この夏、参加者は「多文化共生」「防災」など七つのテーマで分科会。このうち「フェアトレード(FT)」では、不当な安値で農産物が買いたたかれる貿易や、過酷な児童労働の現状を学んだ。認定団体FTタウン・ジャパン(東京)からFTシティーに認定されている熊本市から、全国にFTの輪を広げるプラン作りにも挑戦した。
ボラキャンの目標は「21世紀を自分らしく生き抜く力を持った地球市民の育成」。ボラキャン実現に大きくかかわった玉名高定時制教諭で、日本ボランティア学習協会常任理事だった故榊定信さん(享年60)の熱意が込められている。
榊さんは教育現場の経験から、若者が生きる力を養う場が、社会から消えていると危惧されていた。ボラキャンは「若者が生きる力を得るきっかけになれば」と願った榊さんの強い思いから生まれたイベントなのだ。
2泊3日の日程を終えた参加者たちは、最後に1人ずつ成果を発表。全員が達成感に満ちた顔つきをしていたのが印象的だった。この経験が、若者の生きる力に結び付くことに期待したい。