Smile Station

スマイルステーション、国際ボランティアワークキャンプ等で活動する高校生のブログです。

多文化共生について... 

2012-01-31 19:53:40 | その他、スマイル情報
 多文化共生:国籍や民族など異なる人々が、お互いの文化的な違いを認め合い、対等な関係を築こうとしながら、地域社会の構成員として共に生きていくこと
              (2006年、総務省「多文化共生推進プログラム」における定義)

 多文化共生という言葉の起源は、1970年代、神奈川県川崎市において「多文化」「多民族」の共生を意識するようになった外国人住民支援活動にあると言われていますが、本格的・具体的に、多文化共生について考え始められたのは、1995年1月の阪神・淡路大震災で被災した外国人への支援活動がきかっけでした。当時、設立された「多文化共生センター」は、設立趣意書で、「国籍、文化、言語などの違いを越え、互いを尊重する「多文化共生」の理念に基づき、在日外国人と日本人の双方へ向けて「多文化共生」のための事業を創造し、実践することを目的とする。」と明示しました。

 一方、国(総務省のほか各省庁)は、1980年代後半の外国人労働者受け入れをめぐる世論の高まりを背景に様々な検討を行ってきました。2006年に、総務省が多文化共生推進プログラムを策定し、「骨太の方針2006」で多文化共生社会の推進が明記されるなど、多文化共生社会の推進が各自治体で本格的に取り組まれることになります。

 この2006年を「多文化共生元年」とすると、国際化の流れの中で、「多文化共生」は比較的新しい施策の考え方と言えます。しかし、人・物・金・情報の国境を越えた動き、地域においても経済・社会のグローバル化が加速する現在、異なる言語・多元的な文化背景を持つ人たちと互いに理解し合いながら共生していくことが、国内外で早急に解決すべき課題と一つと言えるでしょう。特に、国内においては、少子高齢化という現実を受け止め、移民や生活者としての外国人政策に早期に転換する検討を始める必要があるかもしれません。少なくとも、国際化を在住外国人支援という対象者を限定した枠組みで論じるのではなく、広く日本人住民も含めた多文化共生社会の形成という将来的な社会全体のビジョンを掲げることが大切です。

 そして、地域が自ら多文化共生社会を推進する意義として、地域も直接海外とつながるグローバル化が進む現代において、異なる言語や多元的な文化交流をとおして地域社会の活性化がもたらされ、地域産業・経済の振興につながります。さらに、多文化共生の地域づくりを推進することによって、地域住民の異文化理解力の向上や異文化コミュニケーション力に秀でた若い世代の育成を図ることができます。

 以上のような視点からKIFでは、多文化共生社会推進事業を、在住外国人の方々の現状の課題を支援するだけではなく、将来的に熊本市を豊かにしていくために必要な事業の一つとして位置づけ取り組んでいきます。


以上、国際交流会館での多文化共生パネル展より...


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多文化共生パネル展

2012-01-31 19:49:59 | その他、スマイル情報
 明日2月1日から29日まで、国際交流会館1階で、多文化共生パネル展が開催されます。
 在住外国人の方々の書道体験での作品の数々、外国人の方々からの熊本へのメッセージ、そして、熊本における多文化共生の現状に関するデータを展示しています。 
 是非、ご来場下さい。
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2011くまもと国際協力月間イベント EKMATTRA 映画上映会&トークセッション

2012-01-29 18:57:53 | その他、スマイル情報
 アリ地獄のような街
 ~バングラデシュの首都 ダッカ 子どもたちがアリ地獄に飲み込まれていく現実の姿を描いた、リアルなストーリー...

 http://www.arijigoku.net/




 農村からダッカを大都会ダッカを目指す少年・少女... その子どもたちがストリートチルドレンになってしまう現実がある。 そんな子どもたちを取り巻く闇を描いた作品である。 ただ、これは本当に途上国が抱える闇の一部でしかない... まず、現状を知ることである...

 第2部として、トークセッション 貧困と子どもたち~ストリートチルドレンをなくすためにできること

 ストリートチルドレンを生み出す一つの原因は、「貧困」 ...  様々な分野で国際協力分野で活躍されている方々によるパネルディスカッションを行います。
 パネリスト 羽賀友信さん 長岡市国際交流センター長
       岩坂省吾さん フリーザチルドレン熊本
       岩井優子さん JICA青年海外協力隊OG
              (バングラデシュ)
 聞き手   大田黒浩一さん


開催日時 3月11日(日) 午後1時30分~午後4時30分
     (開場午後1時)
開催会場 熊本市国際交流会館ホール

入場無料、申し込み要
申し込み先:
お名前、住所、電話番号またはメールアドレスをご記入のお申し込み下さい。
JICAデスク熊本
電話/FAX 359-2130 
電子メール jicadpd-desk-kumamotoshi@jica.go.jp

主催 JICA九州
   熊本市国際交流振興事業団







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第39回 ユネスコ文化財を見る会

2012-01-29 14:40:25 | その他、スマイル情報
 スマイルステーションの皆さんへ

 熊本ユネスコ協会からの案内です。

 2月26日(日)にユネスコ文化財を見る会が開催されます。 天草への1日バスツアーです。

午前8:30 県庁 時計台前集合
8:50 貸し切りバスで出発

千厳山、プラザホテル・ピア9,祇園橋、天草キリシタン館、リップルランド、三角西港などを見学します。

午後5:20 県庁到着・解散

参加費 無料 (但し、昼食代は別途自己負担)

対象 外国人留学生、ALT、在住外国人、ユネスコ会員、国際交流に関心をお持ちの方

参加者が40名を超えた場合、抽選になります。

参加応募したい方は、2月10日(金)までに、国際交流会館 八木までお知らせ下さい。

yagi@kumamoto-if.or.jp

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組織としての社会的責任(SR)

2012-01-28 21:07:16 | その他、スマイル情報
 組織の社会的責任とは、組織の決定及び活動が社会及び環境に及ぼす影響に対して、透明かつ倫理的な行動を通じて行う組織が担う責任である。

- 健康及び社会の繁栄を含む持続可能な発展に貢献する
- ステークホルダーの期待に配慮する
- 法規の順守、国際行動規範との整合性
- 組織が統合されている...

 その社会的責任の原則として:
1.説明責任、2.透明性  → ガバナンス
3.倫理的な行動、4.ステークホルダーの利害の尊重、5.法の支配の尊重、6.国際行動規範の尊重 → コンプラナンス
7.人権の尊重

 私たちのスマイルステーションの活動も上記を考えながら進めていきたい...




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