赤身と中トロの違い

大阪で中央市場に勤めていたという人から随分前に聞いた話です。

マグロは赤身と中トロで値段が随分違うけど、マグロの体に線が引いてあるわけではなく、その境目は作る人が目分量で決めるものなので、その境目で赤身に仕分けされたものを買うのが一番お得...ということでした。

まあ確かにその通りですね。コンサート会場だってS席に一番近いA席を買うのがお得です。飛行機みたいに椅子のサイズやサービスが違うわけでもなく、一列違うだけで値段が全然違うのなら、S席最後列の一列後ろにあるA席がベストというわけです。


先日夕方のデパ地下で見つけた「赤身」がまさにそれでした。ラベルは「赤身」、値段も赤身ですが、恐らく中トロに一番近い部分でしょう。上記の例でいう「S席最後列の1つ後ろにあるA席」です。

し、しかも!
塩釜産の天然本マグロで、夕方の半額セールです。
あり得ないようなコスパです。

食べてみると、予想通り脂が適度にのった上等な赤身です。中トロとして出しても誰も文句は言わないでしょう。店で食べたら一体いくらするのでしょう。

夕方のデパ地下魚売り場の掘り出し物探しは、ちょっと病みつきになりそうです。

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