2020年の1月12日から19日にかけて、Masters 2020が開催されました。
決勝戦は、Ali Carter選手とStuart Bingham選手との戦いとなり、(10-8)でStuart Bingham選手が初優勝しました。
本来ならば、今回の表紙を飾るトップ画像は、Stuart Bingham選手の画像であるべきなのですが、そうではなく、ロニー・オサリバン選手の呑気なお食事シーンです。
申し訳ないです。Stuart Bingham選手に対して・・・。
なぜ、ロニー選手のお食事シーンなのか?右手にいる美人は何者なのか?
実は、この画像は現在のロニー選手が関わっているライフワークの一コマなのです。
何を言っているのか、訳がわからん!
「もっと、わかりやすく説明しろ!」とのツッコミが入りそうです。
では、まずは今回のMasters 2020で起こったありえない事態からお話ししていき、トップ画像のロニー選手についても色々とお話ししたいと思います。
今回のMasters 2020にはロニー・オサリバン選手は出場しておりません。これは、ビッグニュースです。
※ この記事から読まれた方は、ロニー・オサリバンって誰?と思われるかもしれません。
是非、過去のブログに目を通していただきたく思います。
おそらく、私のブログの中で一番、登場した回数が多い選手ではないかと思います。
Mastersは、スヌーカーの大会の中でもトリプル・クラウンと呼ばれるほどの歴史と権威のある3つの大会の中の1つの大会です。
ちなみに、他の2大会はWorld ChampionshipとUK Championshipです。
私にとっては、ロニー選手がいないマスターズなんて、まさにタコが入っていないタコ焼き状況です。
まったく、味気なく、ありえへん事態です。
この大会は、世界ランキングの上位16名による戦いです。
ロニー選手は、もちろん出場権はあります。しかし、欠場したことで、17位だったAli Carter選手が繰り上がり出場となりました。
■ 日本のロニー選手ファンに重大な発表があります。
ロニーは、今年(2020)から出場する試合数が大幅にダウンします。
「これからは、好きな事をやって、のんびりと生活する」といったニュアンスの言葉をロニー選手は述べております。
実は、トップ画像の食事シーンの中で、ロニー選手が、口を滑らせた発言なんです。
実は現在のロニー・オサリバン選手は、スヌーカー一筋の人物ではありません。
日本人には、あまり知られていないロニー選手の多方面での顔がいくつもあります。
ロニー選手の才能はスヌーカーの分野だけにとどまっていないのです。
◆ ラジオ番組
O'Sullivanは、2015年5月にBrentwoodラジオ局Phoenix FMで、『Midweek Matchzone Show』という番組をChris Hoodとスタートしました。この番組は約1年で終了。
◆ Eurosport
ユーロスポーツはヨーロッパを中心に、世界59か国で放送されているスポーツ・チャンネルです。
そのEurosportは、2014年3月にスヌーカーのグローバルアンバサダーにするためにロニー・オサリバン選手と独占契約を結びました。
◆ Ronnie O'Sullivan's American Hustle
アメリカン・ハッスルという番組のミニ・シリーズで『ロニー・オサリバンのアメリカン・ハッスル』という番組が放送されました。
放送界の友人であるマット・スミスと共に、プールの本場であるアメリカを旅します。
ロニーが野球に挑戦したり、喧嘩番長のビリヤード選手であるEarl Stricklandとビリヤードを楽しんだりして、面白い番組でした。
約7分半の動画です。↓
Ronnie O'Sullivan VS Earl Strickland - BILLIARDS 8 BALL POOL
◆ Fifth Gear
英国のBBCで放送されていた自動車愛好家のための人気番組であった『Top Gear』が2001年に終了し『Fifth Gear』は、その後続番組です。
ロニー選手はカーマニアとしても有名で、レーシングカーも所有しているほどです。
『Top Gear』でも出演経験がありますが、現在Fifth Gearの中でも、さまざまな新車の紹介などの仕事をしています。
◆ Event
ロニー選手をまじかで見て参加することもできるイベントもよく開催されています。
元プロのスヌーカー・プレイヤーで、今では美声を武器にして名司会者として有名なジョン・ヴァーゴと一緒にイベントを行うことが多いみたいです。
◆ 作家活動
実は、ロニー選手は小説も書いています。
Framed(2016)
Double Kiss(2017)
The Break(2018)
上記の3作品のカテゴリーとしては、犯罪ミステリーですが、ストーリーがロニー自身の幼少期の出来事と家族生活と重なっている部分が多くあります。
※ ロニーがスヌーカーのプロとなった17歳の時に、ロニーの父親は殺人罪で18年間、刑務所に投獄されました。母親も脱税の罪で刑務所に入っていたこともあります。
ロニー選手には、そんな壮絶な家庭環境があったのです。
ロニー選手の父親の名誉の為に述べておきますが、彼の父親が家の庭にスヌーカーハウスを建て、ロニーにスヌーカーの指導をしていたのも事実です。ロニーのスヌーカー・プレイヤーとしての存在は、彼の父親の存在なくしては、ありえませんでした。
ロニー自身の自叙伝も2003年と2013年「Running:The Autobiography」も出版されました。
もちろん、書店でサイン会なども行います。
最近では、料理本も出しています。
料理本『Top of Your Game』(2019)
美人のセレブ栄養士であるリアノン・ランバートさんの協力のもと、出版されました。
アスリートが素晴らしいパフォーマンスをするための栄養学に基づいた料理らしいです。
ちなみに、トップ画像のロニー選手の右手に座っている美人がリアノン・ランバートさんですが、彼女には愛する夫もいて、最近ベイビーも誕生しております。
けっして、ロニーの彼女ではありません。
といった感じで、ロニー選手はさまざまな分野でも活躍している人物だったのです。
そこで、冒頭で述べたロニー選手の食事中に口を滑らしたコメントがこれです。
“This year I played 11 tournaments; next year I’m only going to have to play three,” he declares. “I only want to play a few games to keep a bit of interest. I’m bored at home. Maybe three or four tournaments a year. Low key ones, where there is no media and no press.
(The telegragh)
要約しますと
「今年(2019)は11の会場でトーナメントに出場しました。来年(2020)は3回プレイするだけです」と彼は宣言してます。
「ちょっと興味がわいたゲームを少しプレイしたいだけです。」とのこと。
また、多くのメディアやプレスに取り上げられないクラスの試合。
おそらく、年に3つか4つのトーナメントしか出場しないとロニーは語っています。
このコメントは実は、2019年の4月に行われたWorld Championshipの前にロニー選手の口から発せられていました。
もう、真剣勝負で戦うゲームとしてではなく、楽しむことに重点を置いてスヌーカーを楽しみたいという気持ちであったようです。
ロニー・オサリバン選手は、今までのスヌーカーの歴史の中で唯一、観客からも、また他の選手からも認められる『本物の天才』です。
私、Kenが一番好きな選手はアレックス・ヒギンズ選手なのですが、彼は煙草の吸いすぎで癌になり他界してしまいました。
ロニー選手には、これからも楽しく人生を謳歌して欲しいと願います。
このブログは、ずっと続けていきます。
これからも、よろしくお願いいたします。
では、最後にロニー・オサリバン選手の動画で締めくくりたいと思います。
約3分半の動画です。 ↓
The Rocket - Ronnie O'Sullivan
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