多分誰も信じてくれないと思いますが、途中でもう聖闘士星矢のことなんか書きたくないとか、もういい加減聖闘士星矢とは縁を切りたいとか思ったのは本当なんですよ。
言っちゃ悪いけど一円の得にもならない、むしろ私の変人ぶりをアピールするだけなのになんでこんなの書いてるのか自分でも分からない。変人なのは否定しないが、わざわざアピールすることではない。
- 北欧編その1.シド、トール戦
- 〃 その2.フェンリル、ハーゲン戦
- そもそもの第一回から読む
- まとめ読みするならこちら。カテゴリー『聖闘士星矢』。下に行くほど古い記事です。
ミーメ戦は見どころが多すぎて他のキャラより文字数が多いです。
一輝先生のカウンセリング、始まるよー
- エータ星ベネトナーシュのミーメ
まずは瞬との戦い。「君は何のために戦うのか。勝っても平和は無く、次の戦いが待っているだけじゃないか」と問われて膝から崩れ落ちる瞬。
そもそもアテナとは、アテナの聖闘士とは、という聖闘士星矢の根幹を揺るがしかねない命題を突き付けてきやがりきました。重いです。それ言い出しちゃったら全てのバトルマンガは存在できない。
結局これは「信じるしかない」という一輝の小宇宙なのか幻影なのかわからない何かに言われて立ち上がります。
その後本当に一輝が駆けつけます。だとしたらさっきの小宇宙通信は何だったんだ。
ミーメの過去については覚えてませんでした、3周目なのに。
正直私は今回自分の境遇と重ねて視てしまいましたね。まぁ、私は実父を養父にされたりはしてないですけど。
それは当然本放送の時も数年前に別の配信で視た時もそうだった(自分と重ねた)はずなんですが。ふ、人間というものは都合よく記憶を改ざん、消去するものよ。
なんとなく記憶に引っ掛かりがあって数年前の SNS をたどったら私このミーメ戦について『よくできた話』って書いてるんですよね。それが当時どういう意図だったのか覚えてないですけど、今視てもよくできた話だと思います。
おそらく心理学の知識なりがある方が脚本書かれたと勝手に拝察します(菅良幸さん)。で、このテーマを聖闘士星矢の世界観に乗せて北欧編に落とし込む、さらにテレビアニメなので一話12分×2部構成とか制約があると思うんですが、それは全部の話そうですけど、そういう中でよくできてるなと。まぁ何様が言ってるんだって話ですねすみません。
写真AC
ハープのアップ。ミーメが弾いてるのはハープではないと思いますが。
さて、皆さん。人って自分が親に愛されてると思った時と愛されてないと思った時、どっちがショックだと思いますか。
質問として破綻してる気がしますが。どっちにしろミーメにとっては地獄だった。
ミーメの養父であるフォルケルは今で言う毒親だと思います。子どもが病気の時だけ妙に張り切るところなど、代理ミュンヒハウゼン症候群の傾向がある気もする。流石にわざと病気にしたわけではないと思いますが。
一輝がしたことは下手すると二次加害になりかねない。しかし色々な制約があるなかでバトルアニメの落としどころとしてはベターだったのではないでしょうか。だから何様やねんって話ですよ。本当にすみません。
後述のアルベリッヒもヒルダに対して忠誠心のない人だが、ミーメは別の意味でそういうのがない。ミーメはヒルダにもオーディーンにも忠誠心というかそもそも関心が無さそう。彼の関心はとにかく良くも悪くも、父・フォルケルだけに向けられてる気がします。
ミーメ戦はアスガルド編の中で異色な感じがしますね。面白かったです。
次回。対してアルベリッヒはヒルダありきの人。