2日目の朝は、「草津ナウリゾートホテル」を後にして再度“徒歩”で湯畑へと向かいました
(遠出する“足”もなければ時間も限られているので、いつものテクシーです)
この旅で3度目の湯畑になりますが、飽きないモノです。
花火やキャンプファイヤーなどの“火”や海・池・川・温泉といった“水”に魅入られてしまう習性は
ヒトのDNAに組み込まれているのかもしれませんね。
ここで、草津温泉の歴史を紐解いてみると...
その歴史は有史以前と古く、開湯伝説としては大和時代の日本武尊や奈良時代の行基が挙げられます。
記録上で残っている最初のものとしては、鎌倉時代に源頼朝が入湯したとされています。
以後、草津温泉は優れた効能を誇り、日本三名泉(草津・有馬・下呂温泉)の一つに数えられ、
江戸時代には一般庶民から文化人、武士まで多くの人々が訪れたと言われています。
しかしながら、先述のように草津温泉の源泉は約50~90℃と、かなりの高温...
“○○コマーシャル”のように、そのまま入浴なんてできません(笑)
水で薄めてしまえば事足りるのかもしれませんが、
それではせっかくの効能も半減してしまいます。
“成分を薄めずに温度を下げる”
そんな一挙両得を実現するのが、遥か昔からの伝統的な風習“湯もみ”。
▲人気スポットなので週末は行列必至です
湯畑前にある「熱の湯」では、今や草津温泉の名物となった“湯もみ”を
草津節や草津ゆもみ唄と共にショートして見学できました。
▲進行役ご挨拶...
■進行プログラム
1:湯もみと時間湯の説明
2:湯もみの実演
3:湯もみ実演・お客様コーナー
4:踊り-草津節
5:踊りと湯もみ-草津湯もみ唄
6:湯もみ実演・お客様コーナー
▲湯船両脇に数人ずつ立って実演を行います
▲湯もみ実演・お客様コーナー
■湯もみと時間湯について
草津には江戸時代から伝わる独特集団な入浴法「時間湯」があります。
草津温泉の源泉は約50~90度と高く、しかも刺激の強い酸性泉。
この高温を生かした温泉療法として利用したものが時間湯です。
しかしそのままでは熱くて入浴することができないので、
水を使わず自然に温度を下げる方法として、「湯もみ」が考案されました。
時間湯は1日4回行われ、木板(幅30cm・長さ180cmほど)で湯をもみ、
温度を下げてから湯長号令の下、時間を3分に区切って入浴。
この作業を20分~30分かけて行い、高温浴の苦行に耐えうる体力を
量りながら湯をかき混ぜまることを「湯もみ」と呼んでいます。
■草津湯もみ唄について
草津温泉を代表する民謡は3種類。
-----------------------------------------
*草津節(ドッコイショ)
*草津湯もみ唄(ヨホホイ)
*草津小唄(ヨイトサノサ)
-----------------------------------------
これら総じて「湯もみ唄」とされています。
草津節はその時々に様々な歌詞が付けられ歌われていましたが、今の原形になったのは大正7年のこと。
草津小唄は昭和3年に相馬御風作詞、中山晋平作曲で作られました。
古くから湯もみ唄として全国で親しまれてきた民謡は今でも伝統として草津の町に残されています。
湯もみの際、調子を取るため歌われるのが「草津湯もみ唄」。(特に草津節が有名)
「草津よいとこ 一度はおいで お湯の中にも コーリャ 花が咲くヨ チョイナ チョイナ」でお馴染みかと。
舞台と湯船を取り囲む“劇場”のような館内は1・2階共に満席状態...
しかしながら間近で見る“湯もみ”実演と生の“民謡”は館内一体となって臨場感がありました。
▲湯もみ体験は、また次回ということで...置き土産
若干の違和感といったら、スタッフ陣の“マンネリ化”が伝わってきたことでしょうか。
旅行者にしたら新鮮な湯もみ体験でも、手本を見せる彼女達にとっては
毎日同じことの繰り返しですから...
でももう少し我慢してほしかったですね(笑)
▲「熱の湯」2階からの湯畑
“温泉=レジャー感覚”というイメージでしたが、
「温泉療法」というだけに心身共に“キズを癒す”温泉の素晴らしさを改めて実感しました。
ただ温泉に浸かるのも一興ですが、
カラダの不調に合わせて泉質・効能を下調べしてから温泉地を巡るのも、今後してみたいですね。
-----------------------------------------
湯畑付近で“豆”を使った土産を買いました。
■高原はなまめ
大粒を崩すことなく砂糖を控え、豆の芯までしっかりと上品な甘みで仕上げたヤサシイ味わいの甘納豆。
※「はなまめ」は江戸時代末期に鑑賞用として栽培され始め、長い花柄(花序)に多くの大きな赤い花を付けることから、ハナマメ(花豆)、ハナササゲ(花豆)と呼ばれています。
※主産地は北海道ながら、東北地方や長野県、群馬県などの冷涼な地域でも栽培されています。
■黒豆かさね
こちらは黒豆。
しっとりとした柔らかい生地で黒豆あん餅を包んだ上品な甘さの合わせ焼き。
(つづく)
【カテゴリー → ご当地モノアレコレ[土産物と内食]】
(遠出する“足”もなければ時間も限られているので、いつものテクシーです)
この旅で3度目の湯畑になりますが、飽きないモノです。
花火やキャンプファイヤーなどの“火”や海・池・川・温泉といった“水”に魅入られてしまう習性は
ヒトのDNAに組み込まれているのかもしれませんね。
ここで、草津温泉の歴史を紐解いてみると...
その歴史は有史以前と古く、開湯伝説としては大和時代の日本武尊や奈良時代の行基が挙げられます。
記録上で残っている最初のものとしては、鎌倉時代に源頼朝が入湯したとされています。
以後、草津温泉は優れた効能を誇り、日本三名泉(草津・有馬・下呂温泉)の一つに数えられ、
江戸時代には一般庶民から文化人、武士まで多くの人々が訪れたと言われています。
しかしながら、先述のように草津温泉の源泉は約50~90℃と、かなりの高温...
“○○コマーシャル”のように、そのまま入浴なんてできません(笑)
水で薄めてしまえば事足りるのかもしれませんが、
それではせっかくの効能も半減してしまいます。
“成分を薄めずに温度を下げる”
そんな一挙両得を実現するのが、遥か昔からの伝統的な風習“湯もみ”。
▲人気スポットなので週末は行列必至です
湯畑前にある「熱の湯」では、今や草津温泉の名物となった“湯もみ”を
草津節や草津ゆもみ唄と共にショートして見学できました。
▲進行役ご挨拶...
■進行プログラム
1:湯もみと時間湯の説明
2:湯もみの実演
3:湯もみ実演・お客様コーナー
4:踊り-草津節
5:踊りと湯もみ-草津湯もみ唄
6:湯もみ実演・お客様コーナー
▲湯船両脇に数人ずつ立って実演を行います
▲湯もみ実演・お客様コーナー
■湯もみと時間湯について
草津には江戸時代から伝わる独特集団な入浴法「時間湯」があります。
草津温泉の源泉は約50~90度と高く、しかも刺激の強い酸性泉。
この高温を生かした温泉療法として利用したものが時間湯です。
しかしそのままでは熱くて入浴することができないので、
水を使わず自然に温度を下げる方法として、「湯もみ」が考案されました。
時間湯は1日4回行われ、木板(幅30cm・長さ180cmほど)で湯をもみ、
温度を下げてから湯長号令の下、時間を3分に区切って入浴。
この作業を20分~30分かけて行い、高温浴の苦行に耐えうる体力を
量りながら湯をかき混ぜまることを「湯もみ」と呼んでいます。
■草津湯もみ唄について
草津温泉を代表する民謡は3種類。
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*草津節(ドッコイショ)
*草津湯もみ唄(ヨホホイ)
*草津小唄(ヨイトサノサ)
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これら総じて「湯もみ唄」とされています。
草津節はその時々に様々な歌詞が付けられ歌われていましたが、今の原形になったのは大正7年のこと。
草津小唄は昭和3年に相馬御風作詞、中山晋平作曲で作られました。
古くから湯もみ唄として全国で親しまれてきた民謡は今でも伝統として草津の町に残されています。
湯もみの際、調子を取るため歌われるのが「草津湯もみ唄」。(特に草津節が有名)
「草津よいとこ 一度はおいで お湯の中にも コーリャ 花が咲くヨ チョイナ チョイナ」でお馴染みかと。
舞台と湯船を取り囲む“劇場”のような館内は1・2階共に満席状態...
しかしながら間近で見る“湯もみ”実演と生の“民謡”は館内一体となって臨場感がありました。
▲湯もみ体験は、また次回ということで...置き土産
若干の違和感といったら、スタッフ陣の“マンネリ化”が伝わってきたことでしょうか。
旅行者にしたら新鮮な湯もみ体験でも、手本を見せる彼女達にとっては
毎日同じことの繰り返しですから...
でももう少し我慢してほしかったですね(笑)
▲「熱の湯」2階からの湯畑
“温泉=レジャー感覚”というイメージでしたが、
「温泉療法」というだけに心身共に“キズを癒す”温泉の素晴らしさを改めて実感しました。
ただ温泉に浸かるのも一興ですが、
カラダの不調に合わせて泉質・効能を下調べしてから温泉地を巡るのも、今後してみたいですね。
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湯畑付近で“豆”を使った土産を買いました。
■高原はなまめ
大粒を崩すことなく砂糖を控え、豆の芯までしっかりと上品な甘みで仕上げたヤサシイ味わいの甘納豆。
※「はなまめ」は江戸時代末期に鑑賞用として栽培され始め、長い花柄(花序)に多くの大きな赤い花を付けることから、ハナマメ(花豆)、ハナササゲ(花豆)と呼ばれています。
※主産地は北海道ながら、東北地方や長野県、群馬県などの冷涼な地域でも栽培されています。
■黒豆かさね
こちらは黒豆。
しっとりとした柔らかい生地で黒豆あん餅を包んだ上品な甘さの合わせ焼き。
(つづく)
【カテゴリー → ご当地モノアレコレ[土産物と内食]】