渡る世間は鬼ばかり・・・でもない？

　今日はずいぶん涼しくなりました。暑い暑いと言っても、少しずつ秋になっているのですね。
　先日、4歳の娘と一緒に電車に乗りました。電車内はいわゆる乗車率１００％といった感じで席は空いておらず、かろうじて吊革に捕まることができる程度でした。疲れてた来たのか娘がぐずり始め、抱き上げるとすぐ眠ってしまいました。片手で娘を抱き、もう片方の手で吊革につかまっていると、前に座っていた若い男性が何も言わず、目の合図だけして席を譲ってくれました。大変ありがたかったです。
　その席に座ると、今度は抱かれている娘の靴が隣の中年男性のズボンにあたってしまっていることに気づきました。すぐに「すみません。」と謝り、靴が男性にぶつからないように手でつかんでいるとその男性が「いいんですよ。ぶつかっても大丈夫だから気にしないでください。」と言ってくれました。
　このところ世の中全体が個人の権利ばかりを主張している感じがして、なんだかいやだなぁ、と感じることもあったのですが、若い男性と中年の男性、一度に二人から親切にしていただいて、ありがたかったです。