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都立高校の全入はグンと減ります。

2019-11-06 21:27:47 | インポート
現在、来年の高校入試に向けて面談を行っています。今年の春の入試までは都立高校の専門学科は倍率が低い学校が多く、志願者全員が合格するいわゆる「全入(ぜんにゅう)」があちこちでありました。2次募集、3次募集を行っても定員を充足せず、クラスの人数を減らして運営していると言った話も聞きました。
今年は都内全体で中3生の人数が昨年よりも少ないため、来春の高校入試では都立高校は15クラス程度減るだろうという予測が出ていました。が、先日発表された来春の高校入試では、予測を大きく超え、都内全体で26クラス減るとのことでした。こうなると今年のようにあちこちの学校で定員割れで全入、といった事態は起こらなくなると予測されています。
そんな中、中学校の面談では「このまま行けば大丈夫でしょう。」と言われて安心してしまっている生徒の姿も見かけます。「今度の入試はこれだけ定員を減らされたのだから倍率がグンと上がるかもしれないよ。油断している場合ではないよ。」と声をかけました。一生懸命頑張った結果が合格なら一番いいですし、仮に不合格でも得るものはあると思います。が、油断しての合格や普段しての不合格では得られるものはほとんどないように思います。
次の入試は今年の入試よりも確実に厳しくなるわけですから、油断が無いように気を引き締めて取り組むように生徒も私たち講師たちもあたって行かなければならないと考えています。