以前も書いたことがありますが、毎晩自宅に着くと夜空を見上げています。ご存知の通り、冬は空気が乾燥しているため星がきれいに光っています。
冬の代表的な星座であるオリオン座が、冬になったばかりの頃は、帰宅時には南東の方角に見られました。現在は南西に見られるようになりました。中3の高校受験生には、星は一日の中で地球の自転によってその位置が移動し、その角度は1時間に15度であること。地球の公転によっても見られる位置が変わり、毎日同じ時刻に見るようにすると一日におよそ1度動いていくことを説明しました。12月の初めと今夜を比べるとおよそ60度くらい同じ時刻では移動していることになります。家に入る前に毎日夜空を見上げてごらん、と話しましたがほとんどの生徒が忘れてしまっているように思います。
理科でも社会でも、他の科目においても、実際に見たり聞いたり体験したりすることは本当に大切だと私は考えています。その内容を勉強した時「あぁ、これだったんだ!」と知識と体験がつながる瞬間をもてるようになるからです。簡単なこと、身近なことでもちょっと気を付けて物事を見つめる習慣を持ってほしいと考えています。