深く潜れ(Dive Deep)! キネシオロジー&クラニオセイクラル・ワーク(クラニオ)の蒼穹堂治療室

「ココロとカラダ」再生研究所、蒼穹堂治療室が送る、マニアックなまでに深く濃い、極私的治療論とお役立ち(?)情報の数々。

暗号化ツールを見つける

2007-06-08 19:08:20 | Weblog
またまた海上自衛隊から、今度は隊員の個人情報が情報がファイル交換ソフトを通じてネットに流出したらしい。以前、パソコン雑誌で、海自から流出した「トリトン」という海底地形探査を自分のパソコンにダウンロードしてインストールしたら動いてしまった、といった記事があったっけ。インターネットは無法地帯──そんな無法地帯に生きる者としては、何よりもセキュリティには気を配らなくてはならない。そのセキュリティの一つがファイルの暗号化であり、最近ではNTTが量子暗号のテストを始めるなど、その技術は益々高度化している。

そんな折も折、テキストファイルを暗号化するフリーソフトを見つけたので、ウチのパソコンに入れてみた。その暗号化ソフト、名前を『右から君』という。もう名前を見るだけで、どんなソフトなのかある程度想像できてしまうところが凄いが、一応、作成元の沌珍館企画による、ソフトの説明を以下に引用する。

『右から君』はテキストを「簡単には読めないが読もうと思えば読める」状態に変換する簡易暗号ソフトです。エディタのマクロ等で力づくで逆にすると、カッコ類は外開きになり、矢印は向きが変わらず意味が変わってしまいますが、『右から君』は右側から自力で読んでいけば解読できるように、カッコや矢印等も原文の意味を反映して変換します。
フォントイメージで裏返すいわゆる鏡文字文書ではなく、文字の配置順を右からに変換します。処理自体は可逆変換なので、出力結果をそのまま入力すれば元に戻ります。
覗かれたぐらいでは読まれたくないワケありの文章を、機械的な検索には掛からずに復号ツール不要で相手に届けたい場合などに一言「右から読んでね」と付け加えてご利用ください。


この『右から君』、実際に使ってみると、プレーンなテキストファイルやhtmlファイルは変換できるが、一太郎文書は変換できず(ウチはWordは入れてないので、Word文書が変換できるかどうかは不明)、残念ながら用途はかなり限られてしまいそう(そもそも、htmlファイルなどは変換する意味がないし)。それでも、その技術の高度さでしのぎを削る暗号化ツールの世界にあって、この脱力系の『右から君』に何とも言えない安らぎを感じてしまうのは、私だけではあるまい?

ちなみに、沌珍館企画はこの『右から君』だけでなく、脱力系フリーソフトを数多く作っているようだ。例えば、
テキスト内の漢数字を数字に変換する『なんば君』
レール通過音から自分の乗っている電車の速度を計算する『ガタゴト君』
入力文字列から回文を生成する『回文ちゃん』
などなど、実用性を疑いたくなる珠玉のツールが揃っている。詳しくは沌珍館企画のHPを見て! 『右から君』ほか沌珍館企画が開発したフリーソフトはHPからダウンロードできる。

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