スマホを使っていると筋反射テストの反応が正しく取れなくなってしまうので、相変わらずほとんどの時間、電源を切っている。それではかかってきた電話に出ることができないが、実は私のスマホに電話をかけてくる人はいないので、特に困ることはない。
さて、スマホで調べ物などを終えて電源を切った後、電磁波の影響を受けた部分を調べて調整し直すのだが、以前からスマホを使うたび、臓器では必ず腎臓に影響が出ていることに気づいていた。今までは「ああ、またか」くらいにしか思っていなかったのだが、ここに来てふと、「それは自分の体だけの特異な反応だろうか?」という疑問が浮かんで、ちょっと街で調べてみた。
やり方は、スマホやケータイを使っている人を見かけたら、キネシオロジーの筋反射テストにイメージ投影を合わせて、そこで腎臓の状態がどうなっているかを見る、というもの(これは私が自分の体を調べる時に使っているやり方と同じである)。特にスマホ/ケータイを取り出そうとしている人には、使い始める前と後で腎臓がどう変化するのかにも注目してみた。
その結果、スマホ/ケータイでかなりの人の腎臓に影響が出ていることが分かった。それが顕著に分かるのが使い始める前と後の腎臓の変化で、使い始めるとそれ以前にはなかった(電磁波に対するものと思われる)反応が現れるのだ。全ての臓器の状態(の変化)まで事細かに見ていたわけではないが、こと腎臓に関する限り、調べた人には例外なく影響が出ていた。
影響が出ている、とは言っても、それが何かしかの自覚できる不調や症状という形で表に出ているケースは、それほど多くないかもしれない。何と言っても体には自己回復力があるわけだし、またそれ以上に仮に腎臓がダメージを受けていたとしても、それが必ずしも泌尿器系の問題というふうに分かりやすく出るわけではないからだ。
例えば東洋医学(中医学)でいう五臓の中の腎。中医学的な臓腑と西洋解剖学的な臓器には共通項もあるが別物で、決して「腎≒腎臓」といった関係にはない。中医学的な腎は西洋解剖学における腎臓のように体内の水分を調整して小便として排出する機能の他に、生体エネルギーである気の原料となる精を貯蔵する「蔵精」という機能を持っている。腎の働きが低下すると精が十分に貯蔵できない「腎精不足」という状態が起こり、これは外には抜け毛が増える、歯がもろくなる、腰や膝が(ズキンという鋭い痛みではなく)鈍く痛む、老化が早まるといった形で現れるのである。
…ということも頭にあったので腎臓だけでなく、あくまで擬似的なレベルだが中医学的な腎の状態(の変化)の変化も調べてみると、やはりわずかながら弱くなることが分かった。
「最近、疲れやすいなー」とか「抜け毛が増えた」ということがあっても、ほとんどの人はストレスのせいにして、原因はスマホかもしれないとはまず思わないだろう。「いつも腰痛に悩まされてる」としても、それはデスクワーク中心で一日中パソコンを使っているせいで、電磁波による腎へのダメージなんて発想が湧いてくるはずもない。けれども、その裏には電磁波による腎臓・腎への影響が少なからず隠れているかもしれない。
そういうわけで、スマホ/ケータイ全盛期の今、まず見/診るべきは腎臓・腎ということになるだろうか。
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