数年前に知人から言われた言葉。
「そんなに猫が好きなら保健所で貰ってきて飼えばいいのに」。
その時あたいが言った言葉。
「保健所行って沢山の猫から”この子にするわ”と選んで、
それ以外の猫が処分されるとして。
どれが生きて良い命でどれが死んで良い命か、
貴女その場で決められる?」
本気で思ってたんだよねえ。
命の選別をする資格が、あたいにあるのか。あるわけがない。
そんな気持ち一色でした。
カムイと出会ったのは、定期的に見ていた里親募集のサイト。
里親募集のサイトでいつも、可愛いなあと思いながらも先ほどの理由で
猫を受け入れることを決めあぐねていたのだよね。
でもカムイを最初に見た時は、そんな気持ちよりも驚きでした(笑)。
毛がガベガベになっているからとバリカンで中途半端に刈られた姿。
眉間に皺も入ったわ。「やだ、この子皮膚病?」と思ったもの。
保健所に持ち込まれた猫でエイズキャリアがあり、
推定年齢7~8歳の猫ですという紹介。
ビジュアル的にも残念ながらこの子の貰い手はないだろうなと、
その時はそのサイトから去ったのだけど。
不思議とその猫が頭から離れず、あの子がうちに来たらトイレはどこに置こうとか
不安定なものが沢山あるから片づけないと、とか考え始め出していた。
そのたびに「は・・・」と我に返って仕事に集中したりして(笑)。
半月くらいそんな事を繰り返して
「あの子どうしたかな」と思ってサイトに再度入ってみたら
またその猫がトップに躍り出ていた。
”応募の方がいらっしゃらないので、再投稿します”
その文字に「やっぱりね」と思いながらも
見せて貰うだけ、飼うと決めたわけじゃないけど
チラっと見せて貰おうかと思ってメールで問い合わせをした。
その結果が今のこの体たらくですわな。
衝撃が強かったから飼いたかった訳ではないと思う。
もっと衝撃的で可哀相な猫も見たけれど、特段「うちの子に!」とは思わなかった。
何度か拝見している里親募集の子たちの中で
一目見て頭から離れなかったのがカムイだけだったのだ。
今、猫を飼いたくてという方がいらっしゃるなら
里親募集なり保健所なりに問い合わせしてみることをオススメします。
命は選べないという気持ちは、今も変わらずありますが
あたいはあの時、カムイに選ばれたんだと思ってます。
これが「縁」ってものかなと思いました。
猫を飼ってる人たちって多かれ少なかれこうして「猫に選ばれて」
今、猫の下僕になってるのではないでしょうか。
沢山の猫の中に、不思議と「通じる子」がいるのだと思います。

なんとなく、うすぼんやりとそんなこと思った朝。
「そんなに猫が好きなら保健所で貰ってきて飼えばいいのに」。
その時あたいが言った言葉。
「保健所行って沢山の猫から”この子にするわ”と選んで、
それ以外の猫が処分されるとして。
どれが生きて良い命でどれが死んで良い命か、
貴女その場で決められる?」
本気で思ってたんだよねえ。
命の選別をする資格が、あたいにあるのか。あるわけがない。
そんな気持ち一色でした。
カムイと出会ったのは、定期的に見ていた里親募集のサイト。
里親募集のサイトでいつも、可愛いなあと思いながらも先ほどの理由で
猫を受け入れることを決めあぐねていたのだよね。
でもカムイを最初に見た時は、そんな気持ちよりも驚きでした(笑)。
毛がガベガベになっているからとバリカンで中途半端に刈られた姿。
眉間に皺も入ったわ。「やだ、この子皮膚病?」と思ったもの。
保健所に持ち込まれた猫でエイズキャリアがあり、
推定年齢7~8歳の猫ですという紹介。
ビジュアル的にも残念ながらこの子の貰い手はないだろうなと、
その時はそのサイトから去ったのだけど。
不思議とその猫が頭から離れず、あの子がうちに来たらトイレはどこに置こうとか
不安定なものが沢山あるから片づけないと、とか考え始め出していた。
そのたびに「は・・・」と我に返って仕事に集中したりして(笑)。
半月くらいそんな事を繰り返して
「あの子どうしたかな」と思ってサイトに再度入ってみたら
またその猫がトップに躍り出ていた。
”応募の方がいらっしゃらないので、再投稿します”
その文字に「やっぱりね」と思いながらも
見せて貰うだけ、飼うと決めたわけじゃないけど
チラっと見せて貰おうかと思ってメールで問い合わせをした。
その結果が今のこの体たらくですわな。
衝撃が強かったから飼いたかった訳ではないと思う。
もっと衝撃的で可哀相な猫も見たけれど、特段「うちの子に!」とは思わなかった。
何度か拝見している里親募集の子たちの中で
一目見て頭から離れなかったのがカムイだけだったのだ。
今、猫を飼いたくてという方がいらっしゃるなら
里親募集なり保健所なりに問い合わせしてみることをオススメします。
命は選べないという気持ちは、今も変わらずありますが
あたいはあの時、カムイに選ばれたんだと思ってます。
これが「縁」ってものかなと思いました。
猫を飼ってる人たちって多かれ少なかれこうして「猫に選ばれて」
今、猫の下僕になってるのではないでしょうか。
沢山の猫の中に、不思議と「通じる子」がいるのだと思います。

なんとなく、うすぼんやりとそんなこと思った朝。