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まちのさんぽみち

日々のできごとを思いつくままに書いています
手話や俳句や関節リウマチや色えんぴつ画など
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幸せな晩年

2015年10月02日 | まちの日々
早朝の嵐の中、故郷へ向かった
叔母の葬儀のために。
でも、思ったほどの悪天候ではなくて、
どんどん天候は回復していった

叔母93歳。母の妹だ。
こんなお葬式は初めてだった。
心温まるお式だった。

仏式の見慣れた順番で、滞りなく式が続き、
終盤、お孫さんのお別れのことばがあった。
それは、ありがちな弔辞ではなく、
本当におばあちゃんにかわいがられ、
一つ一つのエピソードとともに、
感謝のことばで綴られ、心温まるものだった

そして親族代表の挨拶・・・
4年前倒れた叔母は、そこから闘病生活が始まった。
しかし、それは、晩年の叔母を、
とても幸福なものにしたという。

半分認知症だった叔母は、
それまでの何十年間夢に見ていたものを実現させた。

長男はプロ野球Gチーム選手となって、大活躍。
次男は、高速道路建設本部のお偉方になり、
叔母は、富士川に橋を架け、故郷に恩返しができた。
また、今は亡き私の母や伯母がお見舞いに来てくれた。

これらは、みんな現実ではない。
でも、叔母にとっては現実なのだった。
そして、いつも、おしゃべりで明るく楽しそうだったと・・・

この挨拶には参列した人たちの涙を誘ったけれど、
悲しみの涙というより、感動の涙だったように思う
コメント
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