今月も兄とFaxと電話でやり取りし、
区切りをつけた
でも、これだ!と思うような、
俳句はなかなか作れない。
また次にがんばろう
〇風はらむつなぎの服や秋の空 (郭公)
〇秋の朝二の腕さする台所
〇うろこ雲子らはひたすら泥だんご (郭公)
〇長き夜や小さき寝顔眺めをり
〇畦道に忽然と咲く曼殊沙華 (郭公)
朝顔の枯れてなほ咲く青淡し
大窓に秋の陽射しやビーズ編む
大ぶりの梨は小さき手に余り
里帰り百目熟柿の並ぶ棚
境内の銀杏色づき写生会
世の中は金木犀の香ほりなり
ベランダに秋の日差しやオキザリス
台風一過園庭をかける子ら
体操の隊形に開け秋の空
秋刀魚食ふ頭と骨と尾の残り
秋の日の腕の焼きつく物干し場
色づきし銀杏を囲む写生会
秋晴れやコーヒーの友アーモンド
借り物探し駆り出さる運動会
まだ残る栗の渋皮むく仕事
朝顔の名残の花の咲き乱る
秋空や洗濯物は風を受け