折りしも東京の満開宣言が手話だった!
正に春爛漫!だけど、小雨が・・・今日は花冷え。
「花冷え」というのもきれいなことば。
そして「花曇り」「花散らし」「花筏」
「花の浮橋」「花吹雪」「飛花」
春には、俳句が浮かびそうなことばがたくさんある。
春だけじゃない、いつだって私のまわりには、
俳句の種がいっぱいなのに、
それをうまく拾うことができないのがなさけない。
兄と、いつもそんな話ばかり。
でも、マイペースで、コツコツと作っていこうと、
楽しみの域から抜けられないけど、まいっか
そして今月の俳句
〇一列にぷかりぷかりと春の雲
〇足元に落ちては消える春の雪 (郭公)
〇春の陽や庭に畑にベビーカーに
〇空き家の庭にすずなりの夏蜜柑 (郭公)
〇用水の藻を掻く人や菜種梅雨 (郭公)
里帰り高速バスや鳥曇
どの車にもうっすらとなごり雪
春の池鴨のかく足忙しなく
春嵐背を向けて立つ待ち合わせ
春愁や休耕田に水たまり
意を決しシニアのバイト花三分
親子連れドコモショップの年度末
駅までの道門口にチューリップ
クレームを聞くも業務と春疾風
自転車を飛ばす四月の土手の道
三月の夏日洗濯物の山
百寿の俳句榧木の寒満月
明るい空にはらはらと春の雪
ぐずぐずと子どもの喧嘩菜種梅雨
小さくてもぱっと開いたタンポポよ
春寒しことば少なの小学生
三寒四温クリーニング待つコート
好物の煎餅貰ふホワイトデー
旧友の引越しの朝花曇り
ご無沙汰の挨拶交わす彼岸かな