ウワノ空ノウワゴト

何気ない日々をつづります

長いトンネル③

2006-03-02 | パニック
久々に、長いトンネルの③
今日は、ブログに遊びに来てくれるデイジー・ブロンドさんのうれしい報告があったので

ここからは、長いトンネル②の続きを
ひげ先生の所に通う治療
初めは車で行けず、電車で1駅乗って通っていた
当時は電車に乗るのも発作が起きそうで、怖くて仕方なかった
専業主婦でいた私は、外にも行けないしほとんどを家の中で過ごしていたが、先生からは規則正しい生活をすることを言われた
自分でも時間があるので、ガーデニングをしてみたり近所を散歩してみたり、できることをやって過ごした

なんでも、気になること辛いことをひげ先生に話した
人と同じこと、今まで出来ていたことが怖くて出来ないことに辛さと悲しさ、情けなさと苛立ちと焦りと、さまざまな感情が押し寄せてくる
先生はひとつひとつのことに、「何でそう思うのか」「それはそんなに思うほど大事なことなのか」「それができないとダメなのか」聞いてくる
それに答える私は、「できないから焦っているだけで違う考えがあるんだ」ということに気付かされ気持ちがラクになる
また、先生は少しでも挑戦して出来たことには、誉めてくれたし喜んでくれた
ひげ先生の1番良い所は、ざっくばらんに話してくれるところ
「そんな、頑張らなくていいじゃーん」みたいな

できなくて当たり前精神で、少しずついろんなことを自分なりに挑戦した
もちろん、かなり恐怖心とも戦いながら
治療に通うのも、行けるかもと思った時に車で行ってみたり
違うスーパーまで行ってみたり
縄張りを広げるように、動ける範囲を広げていけるよう挑戦した
ダメで戻ってきてしまう時もあったけど、成功したりすると「大丈夫かも」という気持ちが増えていき、少しずつ出来なかったことが出来るようになってきた
先生のカウンセリングと薬の効き目もあったのかもしれない

そんなこんなで治療をはじめて1年後、私は働きに出たいと思うようになったのである

この続きは長いトンネル④で