ちょっと間が開いてしまいました。
マコモについてまた書こうとおもいます。
マコモは古くから日本人の生活に
関わりが深かったそうです。
マコモの方言は 北の方から「カツミ系」と「コモ系」に分けられると言う事です。
カツミとコモは似ても似つかぬ言葉のようですが
その利用面でつながりがあるそうです。
しかも縄文時代にさかのぼるとの事。
マコモノミを食料にしていたのは
千葉県の高根木戸貝塚や海老ガ作貝塚の
縄文中期の小竪穴から種子が検出されてるそうです。
この時代イネはまだ渡来していないと言う事です。
マコモはイネノミで米より古い食料だったんです。
北海道では「ウンチャキナ」だそうで
はっきりしてはいないそうですが
語源はアイヌ語に由来してるのではないかということです。
ウンは「所、ヨシ」、チャは「柴、摘む」
キナは釧路地方では「草」、日高地方は「ガマ、茣蓙」を指し
合成すると「水辺に生えている茣蓙の材料の草」という意味からきてるのではないかと
中嶋重正先生著書で書かれてます。
また端午の節句でちまきは良くご存知ですよね。
あれも東北では マコモの葉で巻き
イグサで縛ったという古い民族の名残と推測しているそうです。
また奄美大島で「台湾ダーナ」と呼ぶのは
栽培型のマコモのことで
ダーナは竹、台湾から入ってきた竹の意なんだそうです。
確かに栽培して感じたのは 竹のような生え方をします。
<中嶋先生は東京農大教授でいらして
山梨出身の先生で
元農大研究室に居た知人を介して
ご連絡できるかもしれません。
今年アポ取ってみようと思います。>