多くの日本人が韓国に対して、どうも納得できないことがあります。
この十数年、韓流やKPOPが日本で人気になり、韓国スター、韓国アイドルが大活躍しています。ビジネス的にも韓国に大きな利益をもたらしているのは事実だと思います。
これに対し、当事者の韓国芸能人は別にしても、その恩恵に浴しているはずの韓国人関係者や韓国国民は多いと思われるのに、一向に日本に対する好感度は上がりません。
現実は年月を重ねれば重ねるほど、返って日本の好感度は下がってきています。
これは、われわれ一般の日本人からすると不思議でなりませんでした。
どうして、こんなに韓国の芸能人に温かく接して長い年月が経つのに、韓国は日本に冷たいのだろうと。
(もちろん、戦時中に日本が韓国に対して行った不当な行為には、日本の歴代総理大臣がお詫びをしなければならない行為であったことは、ほとんどの日本人は理解しています)。
この疑問に明快に回答してくれたのが、池上彰さんでした(TV番組で)。
すなわち、
「韓国大統領朴正煕の時代までは、韓国は軍事政権下での近代化でした。
日本とは非常に友好的な日韓関係がありました。
戦後処理に関しても日韓政府間では補償も全て終わりました。
(と、ここまではほとんどの日本人は学校で習っています)。
しかし当時の韓国国民は、(実質は軍事政権下であったため)政治に対して不満があっても、不満を表明することができない時代が続いていた。
その後、韓国の民主化がだんだん進み、一般の韓国国民が自由に意見を言うことが出来るようになってきた。
このため、戦時中の日本に対する不信感がまだ消えていない国民がいて、反日発言をする割合が増えてきた。」
というものでした。
私も、なるほど、どうしても解らなかった韓国国民感情のひとつが理解できたように思います。
まさに、「ありがとう池上彰さん」です。
朴正煕大統領(朴槿恵現大統領の父でもある)
朴槿恵現大統領
このことを踏まえて、日韓関係を観ると少し考えやすくなると思いました。
韓流やKPOPファンの方も、(もし、まだ認識がなかった方は)是非認識されたほうがいいと思いました。
おことわり:
私は特別に日韓関係を勉強・研究した訳ではないため、詳細な表現・表記などが適切でない場合は、誠に申し訳ありません。他意はありませんので、どうかお許しください。
注:今回は少女時代とは直接関係のない話になってしまい申し訳ありません。