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釈迦『ダンマパダ(真理の言葉)』を読む。⑥本当にやりたいことを

2024年02月11日 | 釈迦『ダンマパダ(真理の言葉)』を読む。

今日は、釈迦『ダンマパダ(真理の言葉)』

第二章 努め励むこと を読んでみます。

 

当時の南インドの人たちが、どれぐらい努め励み、どれぐらい怠け者だったかには

言及できませんが、わかりませんから、

少なくとも現代人のようには努め励んではいなかったのではないでしょうか。

エアコンのない、およそ2500年前の湿り気のある熱帯地域を想像してください。

なので釈迦も、現代日本人には、

これほど努め励め努め励めと繰り返し強調しないだろうとは推察します…。(笑)

 

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努め励むとは不死の境地である。怠惰は死の境涯である。

努め励む人々は死なない。怠惰な人々は、まるで死人のようだ。(21)



このことをはっきりと知り、努め励むことをよく理解している人々は、

そのことを喜び、聖者たちの境地を愉しむ。(22)



自分の道に思いを凝らし、堪え忍んで、常に健やかに奮励する思慮のある人々は、安らぎに達する。

これは無上の幸せである。(23)

 

心は奮い立ち、思いは慎ましく、行いは清く、注意深く行動し、自らを制し、法に従って生き、

努め励む人は、名声が高まる。(24)



思慮ある人は、奮い立ち、努め励み、自制・克己によって、

激流にも押し流されない島をつくれ。(25)



知恵の乏しい愚かな人々は放逸に耽る。

しかし心ある人は、最上の財宝を守るように、努め励むことを守る。(26)



放逸に耽るな。愛欲と歓楽に親しむな。

怠ることなく思いを凝らす者は、大いなる楽しみを得る。(27)



賢者が精励修行によって怠惰を退けるときには、

知恵者の高みに登り、憂いを無くして、憂いある愚かな人たちを見下ろす。

山上にいる人が地上の人々を見下ろすように。(28)



怠けている人々のなかで一人努め励み、眠っている人々のなかで一人よく目醒めている思慮ある人は、

疾く走る馬が、足の遅い馬を抜いて駆けるようなものである。(29)



マガヴァーは、努め励んだので、神々のなかでの最高の者となった。

努め励むことを人々は賞賛する。放逸なことはいつも非難される。(30)



勤しむことを楽しみ放逸に怖れを抱く修行僧は、

微細なものでも粗大なものでもすべて心の煩いを焼き尽くしながら歩む。

燃える火のように。(31)



勤しむことを楽しみ放逸に怖れを抱く修行僧は、

堕落するはずはなく、すでにニルヴァーナの近くにいる。(32)

 

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心ある人は、最上の財宝を守るように、努め励むことを守る。(26)

 

本当にやりたいことに邁進するのであれば、この境地には誰でも到達できると思うのです。

 

 

 

💓今日も、最後までお読みいただきありがとうございました💓

 

2023年3月下旬 東寺の境内にて撮影