僕はまだ弦楽四重奏曲を一つも発表していない。これまでに3曲作曲したのだが。
一つは日本音コン第1位受賞の2、3年後(1991年頃)、別のコンクールに応募するために作曲したが、後に破棄した。後半が変奏曲とフガートだが、変奏曲は短く観念的、フガートのテーマは固執する連打音で、対位法的では無かった。
二つ目は右手のピアノ曲「プラネタリウム」を弦楽四重奏にしたもの(2007/09)。ヴァイオリンのために着想した冒頭音型「空のモチーフ」はずっと自分の頭に残っていたが、それ以外は今見ると使い物にならない。
三つ目は「監禁」の弦楽四重奏版(2016)。室内オーケストラ版はISCM北京で初演された。これは悪くはない。
そこで「プラネタリウム」冒頭音型に続く新たな序を作曲し、「監禁」に続けることにした。「監禁」自体もかなり手を入れた。
…その弦楽四重奏曲がほぼ完成した。ワルシャワに送ってCDにする。〆切は9月末なので細部をまだ直すだろう。パート譜も作る。
♫ 試聴
最新の画像[もっと見る]
- アルトフルートのための"The Salutation" 再演 8年前
- 《Breeze in A》の指揮/YouTube 10年前
- 島村楽器ピアノフェスティバル語録(第8回~第10回) 13年前
- アルトサックスとピアノのための《詩篇》初演予定 13年前
- ユーロミュージックから「ショパンのノクターン」楽譜出版 13年前
- 6手のための「ショパンのノクターン」編曲/初演予定 14年前
- バリトン歌曲《月》再演/奏楽堂 15年前
- 初見課題曲 17年前
- ウィンドオーケストラ作品の委嘱 19年前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます