Universal Editionから拙作の出版第3弾:《スーパーストリング理論》ピアノ小協奏曲版。
第3回アルフレッド・シュニトケ国際作曲コンクール2018入賞、ISCMバーチャル・コラボラティブ・シリーズ2020入選。
大型スコア27ページ:€24.95。等倍サンプルページ8 (Show complete preview)、4分のダイジェスト音源、日英のプログラムノート (Show in JPN) 冒頭に全曲の音源リンク。
「宇宙は紐で出来ている」…スーパーストリング理論は、物質の基本的単位を0次元の点粒子ではなく、1次元の拡がりをもつ弦であると説く弦理論に、超対称性という考えを加えて拡張した物理学の理論、仮説の一つ。
この作品はピアノをソロとするコンチェルティーノであり、C音(大譜表の真ん中)を基点に上下にシンメトリー(対称)な35音から成る音列を基にしている(譜例)。私の作風の多くは、一つの細胞(音列)から生まれた二つの相反する性格の主題が、拮抗したり融合したりしながらエネルギーや緊張を蓄えつつ大きなうねりとなって展開するが、そこにはソナタ形式への共感がある。即ちモチーフが有機的に発展する事。思いつきや情緒的などではなく、論説の様でありながら聴き手の心を揺さぶる事が出来れば…そのコンセプトに相応しい音素材として上記の音列を作り、作曲にはシンメトリーを応用した。曲のこの様な構造や、弦楽合奏とピアノによる豊饒な弦の響きをも象徴する曲名として「スーパーストリング理論」を借用した。
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あらゆる存在は
調和振動子の重ね合わせで出来ている!
だから
僕ら人間も音楽に揺さぶれれて相互作用する!
音楽は良いですね!