作曲が終われば浄書屋に転業。PCの浄書テクニックに通じるほどこだわりも増え、きりが無いが、1週間は予定しておく。
混声6部合唱付き4管編成オケ。五線の数は55段。ファイルの容量が大きいせいで、たまに反応しなくなり、待つ間イライラするが、PC相手にカッカしても無意味。
そんな時、テレビをつけていると気が紛れて良い。PCの作業は、割と「ながら」で出来るものだ。
昨年は「テ・ルーキス・アンテ」の編集を、北京オリンピックのテレビをつけながらやった。
今年は「世界陸上ベルリン」。午前2時~3時、作業の合間に温めの牛乳を飲む。旨い!
明け方4時~5時、その日の作業を終え、しばしばウィスキーの水割りを少量飲み床に就く。
いつしか右手小指側の掌の付け根(豆状骨の位置)に鈍痛を覚える。見れば圧迫し、擦り続けた跡。タコだ。ペンだこならぬ、マウスだこ。
マウスというのも、つくづくアナログな装置だ。時にはミリ未満の微妙な操作に神経を使う点では、手書きと何ら変わらない。
だからマウスでなくても出来る事は、なるべくキーボード ショートカット キーですることにした。
編集は「E」、コピーは「C」、ペーストは「P」、削除は「D」など…。日に何千回もクリックしていると、その程度の違いが充分負担軽減になる。
ところで編集作業も順調に思えた最終日、プリント数時間前の入浴中、作曲上の決定的な改善策を思いついた。
魔境へ突入する、インパクトの瞬間。何となく物足りないと思いながらも、プレイバックを何度も聴くうちに慣れてしまっていた。可能な限りその1小節を加筆、強化した。
幸い今夏は昨年ほど暑くなかった。もう秋の気配。