最新作、2台のピアノのための「スーパーストリング理論」が、2018年10月11日~14日、ソウルで開催される「第46回パン・ムジーク・フェスティバル」で初演されます。
このフェスティバルは韓国の国際音楽祭で、ISCM(国際現代音楽協会)の支部として日本と韓国が今年、交流企画を行うことになり、日本の3作品がソウルで、韓国の3作品が東京で初演されるもの。
以下、プログラムノート:
この作品は、C音(大譜表の真ん中)を基点に上下に対称な35音から成る音列を基にしている。
そこから生まれた二つの相反する性格の主題が出会い、拮抗、融合しつつエネルギーや緊張を蓄え、頂点に達する。
Superstring theory(超弦理論)は、物理学の理論、仮説の1つ。物質の基本的単位を0次元の点粒子ではなく、1次元の拡がりをもつ弦であると説く弦理論に、超対称性という考えを加えて拡張したもの(出典:Wikipedia)。
その理論自体よりも理論の名前に感化され、また2台のピアノによる豊饒な弦の響きをも暗示する意図で、タイトルとして借用した。
楽譜+全曲試聴
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