僕には作曲コンペの落選作品が山ほどある。それらを封印し、今後も次々と同レベルの不満足作品を作り続けるか?…
過去の作品を見直し、磨き上げる方が価値があるのではないか。
その時は最善を尽くしたと思っている作品を、時間を置いて客観的な目で推敲するのは、寧ろゼロから作るよりも確実に自分を成長させるはず。
作風の確立とは、色んな作風に手を出すのではなく、これこそ自分の作風だと宣言出来るもの以外は破棄し、同じ手法で数多く実践し陶冶すること。
それが、人生の折り返し点を過ぎた作曲家の唯一の選択。
…リストも少年期に作曲したチェルニーのような平易な練習曲を推敲し、「超絶技巧練習曲」を完成させた。
自分にはあと何十年残されているのか?
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