エゾ中村のブログ

「藤圭子」から「現代医学の功罪」まで、思いの丈を綴ります。 ・・・ From 北海道 ・・・

「8割 おじさん」からの メッセージ

2020-11-17 08:16:57 | “現代医学の功罪” 関連
“新型コロナウイルス” が 感染拡大した “春” 、政府の感染封じ込めを先導した「西浦 博」(42歳)“北海道大学教授” を 覚えているでしょうか? 人と人の接触「8割 削減」を訴えた 厚労省・クラスター班 のメンバーです。 一時期、テレビの記者会見に連日 出演していましたが、突然 “お役御免” になった様です。 理由は、政府の経済対策を 暗に否定したからだと思います。
その後「西浦教授」は、北大に戻っていると思いきや、8月 “京都大学” に移籍した様です。 “栄転” なのか “左遷” なのか、真相は分かりません!  

◎ 左から2人目、白シャツが「西浦 博」教授

「西浦教授」の判断は、間違いだったのか? 「人の移動が 6割減では感染は止まらない。少なくとも 8割を目指さなくては、感染は 阻止できない」と、研究結果を述べていました。 政府は 彼の理論を否定し、経済の活性化に方向転換しました。 早過ぎる「ビジネス始動」と「GO TO キャンペーン」を開始しました。 
夏~秋の感染拡大は、偶々 “欧米” に比べ大幅に少なかった。 それを「偶然だ」と言い 日本の政策は「結果オーライ」と、揶揄する声があります。 私も、同感です。 「クルマは、60%の力でブレーキを踏んでも、止まりません。また、80%でも完全に止める事は出来ない」 それを無視して、ブレーキを踏んで間もなく、アクセルを踏んだら加速(感染拡大)するのは 当然です! この冬が、“新型コロナウイルス” の感染拡大を、最小限に抑止できる最初で最後のチャンスかも知れません。

西浦教授からのメッセージ

「経済的インパクトがあろうと 流行対策をしないわけにはいかない。放置すると 重症患者が病院にあふれてしまう。道内の医師は ずっと気が休まる日を送れていない。使命感から己を鼓舞し頑張っている」
また、現状について「流行対策を打つのが 遅かったと言われれば、遅いと言わざるを得ない。極めて厳しい状況です」と、道民に対し “京大からメッセージ” を送って来ました。 有り難い ご意見です。

「西浦教授」は、何を言いたかったのか? 北海道における“医療崩壊”を、元北大教授として 心から心配しているのです! 欧米・ブラジル・インドより 感染者が少ないと、安易な判断で “新型コロナ” に向き合っては ダメと。 この “ウイルス” は、“SARS” や “MARS” と違います。 比較すると、1918年に大流行した “スペイン風邪”(インフルエンザ)に “匹敵” します。 スペイン風邪は、3年間にわたり世界中で 5,000万人の死亡者を出しています。 日本では、37万人が死んでいます。 決して、世界水準を下回る数ではありません!(ウイルスは 人種差別をしない)

◎ 真剣に “新型コロナ” を語る「西浦教授」
 

「西浦教授」は、決して一年で “新型コロナウイル” が “終息” すると推定していません。 3年後を見据えて、厳しく指摘していると思います。 我々も、心して “未知なるウイルス” の “猛威” に、対応する必要があります!