信の信州からの贈り物

信州で単身生活 6年、その間に魅せられた信州の大自然。そして関東周辺の自然と花々を織り交ぜて発信しています。

戸隠五社 中社から奥社へ

2022年04月17日 | 信州紀行




お早うございます、信です。
昨日はマンションの総会出席の後、入間市の茶畑を散歩してきました。

マンションの総会は旧役員と、新役員の他は私だけ。まあこんなご時世だから分からないでもないですが
それにしてもこの関心の無さは・・やや危機感すら覚えます。

入間の茶畑はまだまだ新芽が出たばかりの感じでしたが、見渡す限りの広大な風景に再び感動しました。
今回は桜山展望台にも寄り道して、関東の山々と、東京の大都会との近さを改めて感じました。





ということで信州戸隠高原に戻ります。
戸隠五社の宝光社、火之御子社を廻り

次は中社です


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戸隠に関する数々の縁起本を整理・編集した「戸隠山顕光寺流記」によると、宝光社が創建され30余年後の寛治元年(1087年)に当時の別当(寺務を統括する僧職)が「もともと当院は三院であるべき」との夢を見て、奥院(現在の奥社)と宝光院(現在の宝光社)の中間に位置するこの地に中院(現在の中社(ちゅうしゃ))を創建したと記されています。

左の狛犬です


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本当に夢のお告げがあったのかは分かりませんが、奥院は修業向きではあったものの、冬期は寒さが厳しく、そこで生活するには不向きな地であったことから、冬期は奥院の衆徒(※)もこの地の里坊(山寺の僧などが人里に構える住まい)で暮らしていたようです。
※寺院に居住して学問・修行の他に寺内の運営実務にあたった僧侶身分のこと

また別当(寺務を統括する僧職)の住居である勧修院もこの地にあったことから、なにかと都合の良いこの地に中院が創建されたということのようです。

こちらは右手


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南を向いた階段には、雪はありません


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ご祭神は
天八意思兼命(あめのやごころおもいかねのみこと)

天照大神(あまてらすおおのかみ)が、弟である建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)の乱行に怒って岩屋に引きこもった際に、天照大神を誘い出す方策を考え、岩戸を開くきっかけを作られた神で、中社のご祭神とされています。
(戸隠観光なびhpより)

でも本殿に上がる階段は・・雪がまだびっしり


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止む無く左手の女坂から上がります


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境内は雪が山積みになっていました。

青龍殿です


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拝殿裏手のさざれ滝。雪解け水が勢いよく流れていました


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     三本杉の頂点にタッチ

     
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     この三本杉の伝説はこちら



奥社に向かいます


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バードラインには雪の壁


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戸隠奥社の駐車場です


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奥社参道の起点から。右手はそば屋の「奥社前なおすけ」さんです


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鳥居川の源流 逆サ川です。豊野で千曲川に合流します


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森林植物園側です


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鳥居に書かれた注意書き


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トレースはありますが、かなりの雪です


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振り返ると


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しばらく行くと大杉


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右手の雪


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随神門が見えてきました


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     独特な雰囲気です

     
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右の狛犬「阿」


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左の狛犬「吽」


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森林植物園への道は閉ざされています


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歩き始めて20分、随神門まで


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雪の背景で赤が際立ちます


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奥社杉並木の案内です  


     随神門を潜ると

     
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引き返そうか・・迷います


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この近くにミズナラ大王がいるのだが


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     もちろん参道から逸れては歩けません

     
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     スノーシューや、ワカンなどの装備が必須です。
     私はチェーンスパイクのみでした。


戻ってきた人に訊くと
杉並木を過ぎたところで、雪が弛んで雪崩の危険があるとのこと


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何故かチェーンスパイクも切れたので、引き返しました。

奥社・九頭龍社には随神門からお詣りしました。


 撮影日: 4月7日
 撮影場所:長野市 戸隠中社・奥社参道


それでは皆様、ご機嫌よう。








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6 コメント

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Unknown (イワン)
2022-04-17 09:11:53
神々しい参道の風景でした。
此方では見られない神々しさですね。

チェースパイクが切れたのは、なにかの忠告だったのでしょう。
引き返された判断は、登山の安全にも通じるものでしょうね。
返信する
チェーンスパイク ()
2022-04-17 09:35:27
イワンさん>

お早うございます。
創建二千年と云われる修験道です。
平安時代に修験道の道場として都にまで知られた霊場で
神仏習合の頃は戸隠山顕光寺と云い、当時は「戸隠十三谷三千坊」と呼ばれたそうで、比叡山、高野山と共に「三千坊三山」と言われるほど栄えたそうです。
奥社参道には沢山の院坊が並んでいたことでしょう。
杉並木は中社前の三本杉を、挿し木して増やしたものを植えたようです。
江戸時代初期の頃、植林されたもののようです。

チェーンスパイクはこれまでに赤城山でも切れたことがあったのですが
これは金具が曲がって起きたものでしたが、今回は金具自体が切れました。
多分、安物の寿命なのだと思いますが、戸隠の山神の忠告だったのかも知れません。
コメント有難うございます。
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Unknown (はりさん)
2022-04-17 09:48:27
おはようございます。
奥社の参道を懐かしく拝見しました。
冬はこんなに雪に埋まっているのですね。
奥社はパワースポットといわれていますが
連れ合いさんもそのパワーを体験しました。
今回のチェーンスパイク の件は
戸隠の山神様のお告げにちがいありません。
冬の戸隠にも行ってみたくなりました。
返信する
奥社参道 ()
2022-04-17 10:48:42
はりさん>

お早うございます。
お帰りなさい。
そうでしたか、信州2泊でしたか。
かなり桜巡りをされたのでしょうか
駒繋ぎの桜🌸を見ていたら、また行きたい衝動に駆られました。
良いところに宿を取られたようですね。

私は今年は二反田の山桜🌸を見に行きたいと思っていますを、うまく天気と合うかどうか
コメント有難うございます。
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Unknown (takayan)
2022-04-17 19:45:42
こんばんは。
27番からの風景は迫力のある風景で、特に28、34番の絵に見入ってしまいました。
やはりこの大木の参道は縦構図ですね。
今でもこんなに積雪があるのに驚きです。
冬山の登山装備が必要な状況のようですね。雪の中の随神門の佇まいも素晴らしい風景で、
門の朱色が雪の中で一層鮮やかに感られます。
雪崩の危険もあるとのこと、無理をされなくて良かったです。
今日も素晴らしい風景を見せていただきました。
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落ちる雪 ()
2022-04-18 07:20:14
takayan師匠>

お早うございます。
本当は杉の枝に残った雪が、風でバラバラ落ちてくるので
それが結構怖いのですが、この時は既にそれが無かったので安心して歩けました。
これらの杉は中社の三本杉を挿し木をして増やし、江戸時代初期に植えられたもののようです。
参道の両脇には沢山の院坊があったようです。
この先には坊主が説教を行った、講堂の跡地も残されています。
もう少し先まで行きたかったですが、また次の機会にしましょう。
コメント有難うございます。
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