![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/60/908c3fe4e993ddccfa6685ebf139c092.jpg)
お早うございます、信です。
大好きな清明の季節。一日一日大事に過ごしたいと思います。
昨日は少し早めの健康診断で、隣の駅の医療センターで診てもらいました。
AM 8:30受付開始で、終わったのが 9:40頃でした。
朝早くからの診断で、えらく段取り良く、次から次へと診断項目を済ませていくことが出来ました。
隣がショッピングモールでしたが、まだ開店前に終わったため、やむなく家に帰りました。
終わった後、少しウォーキングしましたが、午前中は雲が多かったものの、みるみる青空が広がって
爽やかな清明の季節らしい、清々しい午後になりました。
さて昨日の続きで寄居・鉢形城です。
日本の庶民にとっては、最悪な時代ともいえる戦国時代のお城の話です。
鉢形城址石碑です。昨日と同じ絵でスイマセン
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1
鉢形城は、文明8年(1476)関東管領(かんとうかんれい)であった山内(やまのうち)上杉氏の家臣長尾景春(ながおかげはる)が築城したと伝えられています。
後にこの地域の豪族藤田泰邦(ふじたやすくに)に入婿した、小田原の北条氏康(ほうじょううじやす)の四男氏邦(うじくに)が整備拡充し、現在の大きさとなりました。
関東地方において有数の規模を誇る鉢形城は、北関東支配の拠点として、さらに甲斐(かい)・信濃(しなの)からの侵攻への備えとして重要な役割を担いました。
(寄居町hpより)
いかにも時代を思わせる柵
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2
これが鉄製の鉢形城模型です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/76/5aa4495fe474e36ff150bff87b18a923.jpg)
3
分かり難いので案内板です
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/26/f7/6ae5ecf1408bfec5f0de12f4c7fe49ec_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/33/d9/457b04989b0a31980df908e3e8d22a41_s.jpg)
汚い足はお許し下さい。
搦手・笹曲輪から本曲輪への坂を登って行きます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/2b/3688de26e7c52d4536f58cff734f0d43.jpg)
4
攻め側からすると、荒川の河岸段丘の絶壁を登って侵入ということになります。
構造上、まず無事では済みません。
案の定、私もオバサン斥候に捕まりました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/17/e20f568788180e7f8566ddb1d8fb5ebd.jpg)
5
石垣の跡です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/0b/5b/db1dd1bf97af0144f847b0303433b021_s.jpg)
オバサン斥候から「この辺でカタクリ群生を見なかったか」という厳しい詰問でしたが、とぼけて何とか危機を脱しました。
本丸曲輪前部(下部)です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/74/980c9b6df278b1764554a83c4a976c38.jpg)
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さらに上がって御殿曲輪に踏み込みます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/51/445db365ca5218362a4182b056faff2c.jpg)
7
本曲輪広場です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/ac/175b8edf59f21ba660170c1656e2c4e1.jpg)
8
右手に荒川、そして寄居の街並みが見えてきます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/a1/4a79ac929afb7ddfef34824e4680b0d1.jpg)
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これを上がると御殿曲輪です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/eb/2b9ab853b963ee21fb5a5bde6a80eaaf.jpg)
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御殿曲輪の背はすぐ荒川で断崖絶壁、対岸には玉淀河原が広がります
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/5f/548a70463cb704f4d313b21c355a863c.jpg)
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御殿曲輪には東屋があって、ガイドウォークの徒士隊が案内板を研修中でした
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/46/91/328c21e713f57bbd2e6e7cea8fcd11c0_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/25/ecd2b268b98bfc7b7f26302220912893.jpg)
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御殿曲輪は、文字通りの武蔵野の雑木林
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/c1/dca319aca106292ff9a0f52544239b75.jpg)
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そのさらに奥に本丸跡の石碑
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/84/cd8725a9a1082e6fed1f62fe7766fd08.jpg)
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田山花袋が鉢形城に来て読んだ五言絶句の漢詩碑。
「襟帯山河好 雄視関八州 古城跡空在 一水尚東流」
意味は「素晴らしい山や川、関八州を見渡せる場所、古城の跡は何故か空しく、一水(荒川)はなおも東に流れる」というような意味だそうです。
ちなみにこの碑の筆は武者小路実篤だそうです。(「中間平に行こう」さんのhpから抜粋)影になって読めませんね。
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ここで90°右に曲がって遡る荒川
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本曲輪前の辛夷
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町道を挟んで氏邦桜
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実に美しい江戸彼岸桜でした(因みに樹齢は150年ほどとのこと)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/dc/7199878bb4e8167438314f0f9fd4a1ac.jpg)
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そのまま段丘を下って
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深沢川です
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荒川と挟んで天然の要害となっています。
今はこの先に歴史博物館があります。
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本曲輪に戻ります
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広い本曲輪から
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二の曲輪へ
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振り向くと氏邦桜
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二の曲輪の城山稲荷神社です
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お狐さま
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/54/e0e37e97439d0714f230b1d3f78e4895.jpg)
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神社の裏を廻ると
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/65/cecc303341926acd5871eda246f9faa8.jpg)
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馬出(うまだし)です
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良く考えられた陣取りです
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馬出の説明です
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三の曲輪に大きな井戸
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/30/49a6a25cb5e94e5e1d30f615b18a7210.jpg)
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改めて全体図
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/6b/9f/0e1111c13ff4319f317857914aed0098_s.jpg)
改めて望む北側・寄居宿の街並み
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/77/b1de1629a0d222cd61815bed5a2c6005.jpg)
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三の曲輪の東屋です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/27/42871ebd0fb63e495bf49eb92e8ee2d2.jpg)
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庭園と石垣の説明です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/21/53/d8d3b75e8383866d9e6546e47d25f7cc_s.jpg)
この石垣の前(秩父曲輪)でアサヒ・エムエフ黒で城主・氏邦殿と乾杯(のつもり)
ゆっくりお握りを頬張りました
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天正18年(1590)の豊臣秀吉による小田原攻めの際には、後北条氏の重要な支城として、前田利家・上杉景勝等の北国軍に包囲され、攻防戦を展開しました。
1ヶ月余りにおよぶ籠城(ろうじょう)の後に、北条氏邦は6月14日に至り、城兵の助命を条件に開城しました。
開城後は、徳川氏の関東入国に伴い、家康配下の成瀬正一(なるせまさかず)・日下部定好(くさかべさだよし)が代官となり、この地を統治しました。
それでもこの地の人々は桜を植え「氏邦桜」と命名し、古の殿様を慕ったようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/1b/fdfbdce6e9fe27ba32b3bb6301f5fad9.jpg)
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実に守りの固い、攻めにくい城だと思いました
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門跡を潜ります
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曲輪を出た右手に、諏訪神社がありました
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長くなりましたが、ご紹介出来たのは一部となりました。
この他にも、現在も八高線の傍で寄居町役場スタッフによる調査・発掘作業が行われています。
一見の価値がある城址公園で、歴史博物館も深沢川の先に建っています。
氏邦桜と戦国ロマンを味わう城址巡り。
長閑な緑豊かな場所で、ほら貝の音が微かに聞こえてきそうな感じがしました。
撮影日: 3月30日
撮影場所:寄居町鉢形 鉢形城址
それでは皆様、ご機嫌よう。
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