高島柊爾のブログ

ガーデニングや音楽の話、旅行とか普段の何気ないことを書いてます。

中華蕎麦とラーメンの違い

2012年09月27日 | グルメ

 近くの『幸楽苑』に行きメニューを見るたびにこの違いは何かと思ってしまう。

拙者は醤油ラーメンではなく決って中華そば+チャーハンをオーダーしてしまうのですが。(笑

『ラーメン』の語源は、中国西北部に位置する蘭州の麺の一種「拉麺(lā miàn ラーミェン)が

やがて『ラーメン』という呼び名になったという説があります。一方の『中華そば』は『支那そば』

から、単純に支那から今の国名の中国(つまり中華人民共和国、略して中華)に呼び名が変化

しただけというのです。つまり『中華蕎麦』も『ラーメン』も呼び方は両方ともに最初から在ったの

です。 

             

       

  どうも、Wikpediaでは、『中華そば』も『ラーメン』も呼び名が違うだけの差で内容は同じ

とのこと。大正時代いやその前に江戸時代に水戸光圀公が日本で最初に食べた人である

のですが、その後、昭和30年代までは今のファミレスである大衆食堂や日本蕎麦屋が    

これらの麺料理で商売しており、日本の蕎麦に対しての中国の麺を分けて支那や中華

蕎麦と呼んでいました。『蕎麦』という名前がついているのでソバ粉が入っていた訳では

ありません。お蕎麦屋さんもお店で作っていたからなのです。これは『沖縄そば』も同じで

ソバ粉が入っていないのに『そば』という表現はおかしいとの公正取引委員会が発言し

問題にもなりましたが。

 昭和33年にインスタント麺の『チキンラーメン』(日清食品)の登場で『ラーメン』という

呼び名が全国的に広まり、定着しました。これにより『中華蕎麦』という呼び方は下火になり

縮小していったのです。

 でも『幸楽苑』にはメニュー表に『中華そば』と『醤油ラーメン』という別メニューが存在して

いるのは不思議ではありませんか?

 たぶん拙者の予想では『中華そば』というのは現在の多種な『ラーメン』ではなく、たとえ

『醤油ラーメン』と外見上は同じであっても、スープの味は鶏がらをベースにしたあっさり味。

あるお店では蕎麦つゆを足し、アレンジしたもの、麺も現在のようなリッチなものではなく

手打ちの黄色い細麺か縮れ麺、具はナルト、チャーシュー、メンマ(支那竹)、のり、鞘インゲン

葱。具は今と変わりませんが。

 昭和の時代に自分が日曜日のお昼に両親に連れて行ってもらい食べたのが、そのような感

じの『中華そば』でした。

 


秋の海を感じさせる音楽

2012年09月19日 | 音楽

 よく近くの幕張海岸に散歩に行きますが、海は季節、天候により表情が変わります。真夏の
海あそび(ここは海水浴が禁止になってしまいました。)シーズンの海も賑やかでいいのですが
誰もいない、寂しい、涼しくなった秋の海も自分は好きで砂浜を歩きます。南国に生息しているような珍しい貝殻を見つけるのも楽しいものです。そのような秋の海を感じさせる、自分が好き
な曲があります。まずは、フランス人作曲家・ドビュシーの交響詩『海』

        

上はブーレーズ指揮の『海』         葛飾北斎の絵『冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏』  北斎の絵をジャケットにして
ユニーク

(曲の構成)

  1. 「海の夜明けから真昼まで」 (De l'aube à midi sur la mer)
  2. 「波の戯れ」 (Jeux de vagues)
  3. 「風と海の対話」 (Dialogue du vent et de la mer)

波しぶきの荒々しさ、力強さ、風の繊細さを見事に表現

2曲目は同国の作曲家・ラヴェルの『海原の小舟』もともとはピアノ曲集『鏡』の中の曲ですが
オーケーストラ版があり著名な指揮者はよく取り上げています。

          

小沢征爾指揮ボストン交響楽団のもの

上のアルバム『ボレロ』の中の第2曲目にこの『海原の小舟』が入っていますが、同じ印象主義派のラヴェルはより進んだ表現を見せてくれます。海原を漂う小舟と海岸の波の満ち退く微妙さも再現、リアルに捉えています。 彼の作品の中でも『水の戯れ』『蛾』は格別です。


星空をイメージする音楽

2012年09月17日 | 音楽

 やっと夜にもなると多少は涼しさが出てくるようになりました。それでも、暑くて眠れない時に
良く聞く音楽を紹介します。それは英国作曲家・ホルスト(1874-1934)の組曲『惑星』です
クラシックの特にブルックナーとかマーラーとか交響曲等を寝ながら聴くのもいいのですが、
星空、宇宙空間を飛行しているイメージ、景観を想像しながら聴くと自分はよく眠れます。前回
のSF映画の続きでもありますが。
 この曲を初めて聴いたのは、今から30年前の学生の頃のレコード盤の頃、カラヤン指揮・ベルリンフィルの録音からでした。

 (曲の構成)                                                                         第1曲:火星”戦いをもたらす者”
      アレグロ、ハ長調、4分の5拍子
第2曲:金星”平和をもたらす者”
      アダージョ、変ホ長調、4分の4拍子
第3曲:水星”翼のある使者”
      ヴィヴァーチェ、8分の6拍子
第4曲:木星”喜悦をもたらす者”
      アレグロ・ジョコーソ、ハ長調、4分の2拍子
第5曲:土星:”老年をもたらす者”
      アダージョ、ハ長調、4分の6拍子
第6曲:天王星”魔術師”
      アレグロ、ハ長調、4分の4拍子
第7曲:海王星”神秘なる者”
      アンダンテ、4分の5拍子 

 

                           

 (カラヤン指揮の『惑星』)               (マゼール指揮の『惑星』)

 この組曲はCDジャケットを見ても面白いです。天体に興味がある方はなおさら。

下のアルバムは作曲家ジョン・ウイリアムズ(写真)がボストン・ポップスを指揮したもの。

『スターウォーズ』や『未知との遭遇』『ET』のSF映画のサウンド・トラックが入っています。

『スターウォーズ』は『惑星』をヒントにして作曲したものと彼は語っています。

 

左下は映画『未知との遭遇』のテーマ。映画のポスターも同じデザインでした。右下は指揮者

ズービン・メーター氏(左から2番目)がジョン・ウイリアムズ氏から『スターウォーズ』をロス・

アンゼルスフィルで上演する際にスコアの説明を受けているところ。


映画『プロメテウス』ご覧になりました?

2012年09月13日 | 日記

 8月24日ロードショーとなったこの映画のサブタイトル「人類はどこからきたのか」には興味
がそそられますね!通勤している京成本線の電車内でこの不気味なポスターを多く見かけます。
 昔から、この俗説はありましたね。人類が猿から進化したことは、考古学で地層からの発掘調査でわかるのですが、どうも骨格の進化の過程で無理がある、説明できない、ブランクな面
があるらしく、それは『宇宙人(エイリアン)』が『UFO』で地上に舞い降り、高文明のテクノロジーで人類を作り出し、その後宇宙に戻った。というようなもので、あるUFO信奉者に言わせると、宇宙人は人類の創始者であり、神とも語っている。これも、無理な話なのですが。(笑)

                

 ストーリーは古代遺跡の壁画から、宇宙人の招待状らしいメッセージを解読し、巨大財閥からの莫大な資金を援助、宇宙船『プロメテウス』を建造し、銀河系の外のある惑星へと向かう。その惑星に待ち受けるものとは!

               

              勇ましい女性クルーですね。最初の出だしは『ダビンチコード』で全体は

              『エイリアン』+『2001年宇宙の旅』÷2のような流れです。
              『エイリアン』と同じ監督が製作しているので、
              続編というような感じです。

               

             

               この宇宙船の4基のエンジンはプラズマエンジンと解説しています。
             わが国が誇る小惑星探査船『はやぶさ』と同じではないですか。でも
             とうてい、数年位で銀河系外の惑星なんて、行けませんよ。夢が壊れて
             しまいますが、地球から1番近い太陽(ケンタウルス座a星:4.3光年の
             距離)まで現在の技術で片道1000年とも2000年かかる、と言われて
             いますから。ですから、拙者は宇宙人なんて来ていないとUFOを否定
             してしまうのです。(笑)

             ★ もう少し、現実に近い、起きるかもしれない、あり得るかもしれない
                というような大人向けのもので製作してほしかつたです。残念。
                 これからの星の綺麗な秋の夜長に見れば楽しいかもしれません。
                

 


 

 

 

 


日本が誇る汁なし麺②~冷やし中華

2012年09月12日 | グルメ

 前回日本の伝統的な汁なし麺として『ぶっかけ・うどん(そば)』を紹介しましたが、もう1つあ

りました、それは『冷やし中華』です。でも最近中華料理屋とかラーメン屋では見かけなくなり

ましたが。手間がかかるのでしょうか?夏でも熱いラーメンを注文してしまうから、需要が少な

いのでしょうか?それとも簡単に食べられるコンビニの商品に客を奪われているのでしょか? 

 たまに、地方に行くと大衆食堂のドア付近に「冷やし中華はじめました!」というポスターを

見かけると、ついに夏が来たか!という季節感が漂うのですが。   

 

                

             

  この『冷やし中華』と『東南アジアのエスニックな汁なし麺』は似ていると思いませんか?

 外観ばかりか汁も!もともと、『冷やし中華』は、昭和初期に仙台市の中華料理屋さん達が

暑い夏の時期の需要低下による売り上げ対策としてメニュー提案されたものです。

 中華麺に冷たい酢醤油味のタレをかけ、具材にトマト、千切りのキュウリ、錦糸卵、ハム

チャーシュー等をのせた料理です。これを、アレンジしても面白そうです。                      

(レシピ)  http://cookpad.com/category/375

 

※ 日本の汁なし麺をしばらく考えていましたが、もう1つありました。それは『ところてん』です。

まあ、麺は海草から出来ていますが、酢醤油で、練りとうがらし(西洋とうがらし)を少し

加え、青海苔をトッピングして食べたら、清涼感が出て真夏はたまりませんよ。


日本が誇る汁なし麺~ぶっ掛けうどん

2012年09月10日 | グルメ

前回、前々回と汁なし麺で韓国、東南アジアのエスニック麺を取り上げましたが、日本にも昔

から、似たようなものがあるではないですか。それは『ぶっ掛け・うどん・そば』というものです。

つまり、茹でた麺を器に盛り、生醤油や少量の汁をかけて食べる、あのうどんの事です。今で

はその麺の上に様々な具材や薬味を乗せて食べますが、麺、汁ともに温かいものと冷たいの

があり、その地域や家庭で様々なものがあります。主な具材・薬味は下記のように様々です。

 

(主なもの)

・おろし生姜、ワサビ、大根おろし
・白ネギ、万能ネギ、刻み生玉ねぎ
・天かす、天麩羅、薩摩揚げ、蒲鉾、練り物、竹輪
・とろろ、練り梅
・海苔、塩昆布、わかめ、鰹節
・うずらの生卵、ゆで卵、、温泉卵
・きのこ類
・牛肉の甘煮、鶏のささみ
・シソ

 

『ぶっかけ・うどん』の歴史は古く、江戸時代に同じような饂飩が考案され誕生したという。

岡山県の倉敷に江戸の代官が来た際に差し出したもので、江戸の『ぶっかけめし』に

あやかって代官が『ぶっかけ・うどん』と命名した、との俗説があります。それより、今に至る

までに倉敷と饂飩のメッカ香川から全国に広まったとのことです。

 (レシピの参考URL)

http://cookpad.com/recipe/449120 

 

                

※ 同じような言葉に『掛けうどん・そば』がありますが、これは『ぶっ掛け・うどん・そば』が

時代とともに略してなったものですが、内容は違い、こちらは、温かい汁の中に温かいうどん

やそばを入れたもので、具材は刻みネギしか入れません。関西では『素うどん』と呼ばれて

います。汁はたっぷりです。(関西は薄色の汁によくダシがきいていますね)

 話は変わりますが、関西は蕎麦より饂飩を多く食べ、関東特に東京では饂飩よりも蕎麦を

多く食べているような気がします。お店の数もそれに比例しているような感じなのですが、

でも饂飩屋でも蕎麦がありますし、蕎麦屋にも饂飩を出しますから、何とも言えないのですが。

 

      

 

 ※ 関係のない話ですが・・・

  蕎麦屋のお品書きにある『大ざる』が『ザル蕎麦』の大盛りであることを、知ってましたか?

  でも『大盛りザル蕎麦』って何故書かないのでしょうか?(笑)

     

 

 


エスニック風な汁なし麺

2012年09月10日 | グルメ

 暑い時には暑い国の料理を食べるというのが良いと言われています。

東南アジアの汁なし麺は、①体内温度を上げない、体感温度が涼しくなるように、②食欲不振

にならないように、③胃腸を冷やさないないように、④栄養のバランスというような知恵が入っ

ているような気がします。

汁なしなら、熱いスープを飲んで、汗をかきかき、体温が上げることもなく。温度は人肌くらい

でお腹に優しい。そのようなエスニックな汁なし麺の特徴を大雑把にまとめると、

(タレ) ナンプラー(魚醤)をベースにニンニク油とニンニク少々とお酢(唐辛子入り)かレモン

     汁、砂糖を加える。ピーナッツを使う国もある。       

(トッピング)肉や魚のタンパク源とパクチや他の香菜、ハーブ、野菜、干しエビが加わる。

(麺)米麺が多いが、代用で中華麺、ソーメン、うどんを使う。茹でた麺は冷やさない。

   茹で上がりの温かいのを食べる。

現地の駐在人でも暑くて食欲がない時でも外の屋台でこれなら食べられるとのこと。

(レシピ情報) http://cookpad.com/recipe/122512

 

 では、韓国の汁なし麺のビビム冷麺の特徴はどうか?

(タレ)コチュジャン、粉唐辛子、ニンニク、お酢

(トッピング)キュウリ、梨、キムチ、茹で卵、他レタス

(麺)米麺、代用でソーメン

 (レシピ情報) http://www.recipe-blog.jp/profile/46800/recipe/392146

 

                     

クイッティアオ・ヘーン冷麺(タイ)             ビビム冷麺(韓国)

白身魚の練り物にチャーシュー              唐辛子で真っ赤だ!
もやし、ピーナツを米麺の上に盛り
ナンプラーにニンニク油、酢
砂糖でタレを作り、レモン
ライムを添える。

          

 

 

 

 


油ソバと汁なし麺の違いとは?

2012年09月06日 | グルメ

 両方ともに拙者は、食べたことも作ったこともありません。たまたま、暑い時に暑い国の

人は何を食べて猛暑から凌いでいるのか?ということに興味があり、たまたま調べていると

2つの料理が出てきたので書きました。

 大雑把に言うと、油ソバ=汁なし麺なのですが、油ソバは日本のラーメンの汁が無いものと

限定されてしまいますが、汁なし麺は、それと東南アジア(台湾、タイ、ベトナム・・・等)のエス

ニックな麺料理も含んでいるので広いです。

 「油」という言葉の響きから、拙者には、どちらかというと、「汁なし麺」よりこってりしている

ような気がするのですが。

  名古屋の専門店『歌志軒(かじけん)』ではこれについて、下記に定義しています。                                     油そばとは「スープの無いラーメン」です。(汁なしラーメン)

 食べ方はアツアツに茹で上げた麺にラー油をまわしかけ、ダイナミックにかき混ぜて食べるラーメンです。

丼の底に敷いた門外不出の秘伝のタレと絡み合い、絶妙な味のハーモニーを醸し出します。

 

油そばおすすめトッピング

油そば専門店 歌志軒

旬の食材を使った限定トッピングを毎月ご提供しております。とのことです。  http://www.kajiken.biz/

 

冷汁を作りました

2012年09月03日 | グルメ

 もと宮崎県知事の東国原さんがtvでの宮崎県物産展のPRでさかんに「冷汁ならば何杯でも

食べられる」と言っていたのを思い出す。イオンの生鮮売り場にも、豆腐を入れるだけの「簡単

に作れる冷汁の素」が品揃えされているくらい、広まってきているのは間違いない。調べると

宮崎県では1件1件の家庭により味、具…等が微妙に違うという。そういう点では国民食の

カレーと同じく奥が深いのかもしれない。

 宮崎県民でないと本当の内容、作り方は解らないが、イメージから言うと「味噌汁を冷たくし、

スマートにお惣菜風にした食材」と自分は思った。(笑う方もいらっしゃるかもしれませんが)

昭和の時代に田舎では真夏に暑くて食欲がなくなり、何も食べられないときにご飯に冷たい

味噌汁をかけて食べる、言わば「猫飯」という結して上品ではない食べ方がありましたが、

それとは似ても別物で宮崎県が誇る郷土の料理です。

(作り方)

①味噌(焦がしたものが本格的)適量を水に溶き、ひと煮出しするがダシはいりこ、鰹の粉末

 をたっぷり使ったほうが美味しくなります。水の分量は器に応じて。

②鰺の小骨を除いた身と適量の豆腐を加え、

③最後に薄切りにしたキュウリ、青シソ、みょうが、白ゴマを加える。

 ※ 熱を冷ましたら完成。 分量は好みで調整し、材料もアレンジしたら面白いと思います。

         詳しいレシピは ↓ からどうぞ

     http://www.kumaya.jp/hiyasiru.html