中尊寺は、岩手県西磐井郡平泉町にある天台宗東北大本山の寺院。奥州三十三観音番外札所。山号は関山、本尊は阿弥陀如来。寺伝では円仁の開 山とされ、実質的な開基は藤原清衡。その清衡公が当時の戦乱により、父、妻子を失う戦に哀れ、敵も味方も関係なく霊を鎮め、戦いがなくなる仏の国を理想として建立したものです。
周遊バスで毛越寺から中尊寺に入りました。入口から急な坂道の『月見坂』が続き、金色堂までの560mの間、所々に小さな寺社、御茶屋が点在
↑ 中尊寺本堂
↑樹齢300~400年もの杉や竹の木に囲まれ、何とも言えない空気が漂っている。
ここには俳人芭蕉も立ち寄り俳句を作ったとか。↑芭蕉の銅像
↑ 1853年に仙台藩が建立し能を上演していた白山神社能舞台。↓白山神社
- ↑はは讃衡蔵 (さんこうぞう)
- 中尊寺ほか山内寺院の文化財を収蔵・展示する施設。1955年に開館したが、現在の建物は開山1150年の2000年に新築されたもの。
標高130mもあり、周りの山々を始め景色がきれい。良く見える。中尊寺東物見台より西行の俳句で有名な束稲山(たばしねやま)が
見える。
↑山から下りてくる途中にあった西行法師の歌碑。「きゝもせず 束稲やまのさくら花 よし野のほかに かゝるべしとは」
この山の桜の花の見事さに感動したのでしょう。秀吉も訪れた奈良・吉野も桜で有名ですが。
↑ 中尊寺入口近くにあった源義経の家来の弁慶のお墓と呼ばれる場所。本当かどうか、真偽は判らない?