11月7日木曜日、流山市立中央図書館で「大人のためのおはなし会(秋)」が開催されました。
木枯らし1号が吹く中、たくさんのお客様が来場してくださいました。
今回も、絵本、語り、新聞紙シアター、紙芝居、朗読、群読と、バラエティに富んだプロ
グラムでした。
最初は、絵本『キツネ』
羽を傷めたカササギは、眼の見えないイヌに助けられ、生きる希望を見出します。
無二の親友となったカササギとイヌは、孤独を抱えたキツネが現れたことで、何かが狂いはじめて…
荒野を舞台に友情と裏切り、孤独と妬みの心理劇が表現されている絵本です。お客様も物語の中に引き込まれていました。
次は、語り『しょうとんどの鬼退治』
広島の民話です。「しょうとんど」という小さな鳥が、出かけている間、お地蔵さんの耳の中に卵を預かってもらいます。
ところがお地蔵さんは、次々に出てくる鬼に騙され、一羽ずつひなを食べられてしまいます。
そしてついに全部食べられてしまいました。
しょうとんどは、鬼退治にでかけますが、途中、くまんばち、牛の糞、石臼が仲間になり…
広島弁の語りは、新鮮でした。
その次は、新聞紙シアター『ぺーパーさんと王様』
とても優しくて働き者のペーパーさんと欲張りな王様の話です。
1枚の新聞紙が、畑から帽子になったり、コップになったり、チューリップや船、シャツ、大きなダイヤモンド、
王冠へと次々に変化します。
お客様は、新聞紙を使ったパフォーマンスをワクワクしながら楽しんでいました。
前半最後は、絵本『この世でいちばんすばらしい馬』
絵師ハン・ガンの描く馬は、あまりに生き生きしているため、絵から飛びだし、生きて動き出す、という噂がありました。
いくさが都にせまったとき、ひとりの武将がハン・ガンを訪ねて、馬の絵を描いてもらいたいと頼みます。
宮廷の絵師となった青年が描いた絵から生まれた馬が、戦場を駆け、いくさの真実を知り…。
馬が戦いの悲惨さを目の当たりにし、見開きいっぱいに描かれている馬が涙を流す姿に、心を打たれたのでは。
ここで休憩です。
後半の最初は、紙芝居『まつりのばん』
祭りの晩に、りょうじという男の子が見世物小屋で、山男に出会う。
その山男が団子茶屋で代金を払えずにいたところ、りょうじは持っていたお金を山男に渡します。
山男は、「薪を百把あとで返すぞ。栗を八斗あとで返すぞ」といって去っていきました。
その夜、りょうじの家に届けられたものは…。
りょうじとおじいさんとの優しさ溢れる会話にほっこりし、山男の律義さに清々しさを感じたのでは。
次は語り『北斗七星』
日照り続きで、人も獣たちも死にかけていました。
ある晩、ひとりの女の子が病気のお母さんのために「ひしゃく」を持って、水を探しに行き…。
手に入れた水を自分は飲まずに他の人々に譲るという思いやりのある行いをする度に、木の「ひしゃく」は、銀や金に変わります。
そして、「ひしゃく」の上に現れた7つの大きなダイヤモンドが、空高く昇ってゆき、「ひしゃく」の形の北斗七星になったというお話です。
優しさにホッとします。
星空を見上げた時に、このお話を思い出してみては?
次は、朗読『死神どんぶら』
大酒飲みの炭焼き、三郎治のところに、死神が「お前は明日の朝、死ぬことになっている」と迎えに来ています。
死神が三郎治に襲いかかり、命を奪おうとしたその時、娘のカヤが三郎治の肩に飛びつき…。
カヤを肩車に載せて歩いていく三郎治の姿、そして三郎治が投げ捨てた徳利が、どんぶら、どんぶらと流されていく様子、三郎治の命を奪いそびれ、悔しがる死神。情景が、目の前にある大きなスクリーンに映し出されているかのような
朗読でした。
最後は、群読『祝婚歌』
今回の演者一同が、心を合わせての群読です。
おまけの群読『シルバー川柳』
一句読む毎に、お客様は、「そのとおり!」と同感してうなずいたり、「クスッ」と笑っ
たり、ストレートに楽しんでいただいた川柳の群読でした。
演者自身も、楽しいと感じる「おはなし会」でした。
ご来場下さったお客様
ご協力いただいた流山市立中央図書館の皆様、
ありがとうございました。
次回の「クリスマスおはなし会」にも、ぜひお越しください。
木枯らし1号が吹く中、たくさんのお客様が来場してくださいました。
今回も、絵本、語り、新聞紙シアター、紙芝居、朗読、群読と、バラエティに富んだプロ
グラムでした。
最初は、絵本『キツネ』
羽を傷めたカササギは、眼の見えないイヌに助けられ、生きる希望を見出します。
無二の親友となったカササギとイヌは、孤独を抱えたキツネが現れたことで、何かが狂いはじめて…
荒野を舞台に友情と裏切り、孤独と妬みの心理劇が表現されている絵本です。お客様も物語の中に引き込まれていました。
次は、語り『しょうとんどの鬼退治』
広島の民話です。「しょうとんど」という小さな鳥が、出かけている間、お地蔵さんの耳の中に卵を預かってもらいます。
ところがお地蔵さんは、次々に出てくる鬼に騙され、一羽ずつひなを食べられてしまいます。
そしてついに全部食べられてしまいました。
しょうとんどは、鬼退治にでかけますが、途中、くまんばち、牛の糞、石臼が仲間になり…
広島弁の語りは、新鮮でした。
その次は、新聞紙シアター『ぺーパーさんと王様』
とても優しくて働き者のペーパーさんと欲張りな王様の話です。
1枚の新聞紙が、畑から帽子になったり、コップになったり、チューリップや船、シャツ、大きなダイヤモンド、
王冠へと次々に変化します。
お客様は、新聞紙を使ったパフォーマンスをワクワクしながら楽しんでいました。
前半最後は、絵本『この世でいちばんすばらしい馬』
絵師ハン・ガンの描く馬は、あまりに生き生きしているため、絵から飛びだし、生きて動き出す、という噂がありました。
いくさが都にせまったとき、ひとりの武将がハン・ガンを訪ねて、馬の絵を描いてもらいたいと頼みます。
宮廷の絵師となった青年が描いた絵から生まれた馬が、戦場を駆け、いくさの真実を知り…。
馬が戦いの悲惨さを目の当たりにし、見開きいっぱいに描かれている馬が涙を流す姿に、心を打たれたのでは。
ここで休憩です。
後半の最初は、紙芝居『まつりのばん』
祭りの晩に、りょうじという男の子が見世物小屋で、山男に出会う。
その山男が団子茶屋で代金を払えずにいたところ、りょうじは持っていたお金を山男に渡します。
山男は、「薪を百把あとで返すぞ。栗を八斗あとで返すぞ」といって去っていきました。
その夜、りょうじの家に届けられたものは…。
りょうじとおじいさんとの優しさ溢れる会話にほっこりし、山男の律義さに清々しさを感じたのでは。
次は語り『北斗七星』
日照り続きで、人も獣たちも死にかけていました。
ある晩、ひとりの女の子が病気のお母さんのために「ひしゃく」を持って、水を探しに行き…。
手に入れた水を自分は飲まずに他の人々に譲るという思いやりのある行いをする度に、木の「ひしゃく」は、銀や金に変わります。
そして、「ひしゃく」の上に現れた7つの大きなダイヤモンドが、空高く昇ってゆき、「ひしゃく」の形の北斗七星になったというお話です。
優しさにホッとします。
星空を見上げた時に、このお話を思い出してみては?
次は、朗読『死神どんぶら』
大酒飲みの炭焼き、三郎治のところに、死神が「お前は明日の朝、死ぬことになっている」と迎えに来ています。
死神が三郎治に襲いかかり、命を奪おうとしたその時、娘のカヤが三郎治の肩に飛びつき…。
カヤを肩車に載せて歩いていく三郎治の姿、そして三郎治が投げ捨てた徳利が、どんぶら、どんぶらと流されていく様子、三郎治の命を奪いそびれ、悔しがる死神。情景が、目の前にある大きなスクリーンに映し出されているかのような
朗読でした。
最後は、群読『祝婚歌』
今回の演者一同が、心を合わせての群読です。
おまけの群読『シルバー川柳』
一句読む毎に、お客様は、「そのとおり!」と同感してうなずいたり、「クスッ」と笑っ
たり、ストレートに楽しんでいただいた川柳の群読でした。
演者自身も、楽しいと感じる「おはなし会」でした。
ご来場下さったお客様
ご協力いただいた流山市立中央図書館の皆様、
ありがとうございました。
次回の「クリスマスおはなし会」にも、ぜひお越しください。