この映画は邦画ではあるが、私にとっては日本語字幕が特に良い。失語症は話す事は、勿論、書く事も時間がかかるし、その上、聞きとる事も難しい。この点では私にとっては、洋画は日本語字幕が好きである。「必死剣鳥刺し」は珍しく日本語字幕があって、耳の聞こえない人のためにあると思うが、私のように失語症も役立つ。邦画も日本語字幕が標準にならないかなぁ。
「必死剣鳥刺し」では、力が入っているし、所作は張り詰めて、私も観るのは緊張する。特に、岸部一徳は、どの役も役になりきるし、特に、この役では頭の良さと狡猾さがピンと来る。久し振りに、良い映画を観た。