蘇州大学「酔話会」

不問過去的事、在中国生活快楽、交換消息

中国江蘇省蘇州市蘇州大学
高嶺者留学生の談話室

中検の話し

2011年12月04日 | つぶやき
事務局から何か近況を報告しろ、とのメールをいただいたので思案のあげくにお恥ずかしい報告を一つ届けましよう。

 昨年の春、突然に脳梗塞の発作が出てその後の経過もよくなっていたのですが、学校から入学に難色を示されたものだから、潔く退学しました。そして、今年の初め頃に、こんなことをしていては語学学習の進歩が無いではないか、と一念発起して日本で行われている中国語検定試験を上海で受けることにしました。三月の下旬に行われるおよそ一ヶ月前に受験票が届いてから慌てて復習を始め「ヒヤリング」に力を入れて復習をしていたのですが、そこへあの東北地方大地震が発生しました。


 当然のことながら、試験は中止となり心理的には緊張の糸が途切れてしまいました。そして、六月に実施されることになったのですが、今度は、それまでの緊張感が戻ってこなくて、毎日を無為に過ごしていました。まぁいいか、このままで受けてみよう、などとずぼらな気持ちで試験会場に向かいました。勿論のこと結果は不合格でしたが一番苦手と考えていた「ヒヤリング」が合格点を少々超えていて、「筆記」が合格点に達していませんでした。実は、私のウィークポイントは「ヒヤリング」である、と本人は自覚していたのですがそれが合格点を超えていたとは、自身も驚きだったのでした。

 よし、それならもう一度チャレンジしてやろう、として、一週間前の先月最後の日曜日に上海の受験会場に向かいました。そして、その一週間前、つまり十一月二十一日月曜日から始めて金曜日までの四日間、「語法」の復習をしました。それも、家にいると机の上には、パソコンが置いてあり、どうしてもそれを触って日本のニュースを読んでしまい勉強にならないものですので朝から喫茶店に行って片隅で教材の本を眺めていました。まぁ、そんな程度の復習だから、あまり効果もないのでしょうがそれでも本人は、納得して、「久しぶりに勉強したなぁ・・・」ってな気分で当日を迎えたのでした。

 結果は、どうだったかって・・・。前の試験で従来から自信がなかった「ヒヤリング」が合格点だったので「語法」に力を入れて復習したのでしたが、今度は、復習していた「語法」が合格点を超えていたのに「ヒヤリング」が不合格となりました。 どうして二つそろって合格しないのだろうか、少々苛立っています。

 長年人生をやっていると脳みその記憶細胞が一杯になっていて新しく覚えると前の事項が忘れてしまう現象が起こってきているようですね。といって、ほうっておくと穴の開いたバケツに水を注ぐがごとく忘れる方が早いか覚えを追加するのが多いか、競争になってしまいます。パソコンの硬盤(ハードディスク)容量は年々大きくなってきて今ではギガ単位を超えてテラ単位にまでなってきている。デジカメでも十年前には、30万像数(画素)だったのが今では1300万像数にまでなっている。こんなに電子産業は進歩しているのに医学界はどうしているんだ!なんて時折ぼやいたりしています。

 これが、冒頭に書きました、「お恥ずかしいお話」の顛末でした。
                             2011/12/03  柏尾 記

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1 コメント

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チャレンジ精神 (さわ)
2011-12-11 20:40:17
中検チャレンジ、それも2度も、、、敬服。
攻めることに意義あり。蘇州高齢2番手につけたぼくとしても、攻めの気負いは持ち続けたい。(ブログには年寄り話ばかり、書いたが、、)
最近バイクの電瓶を盗まれて、自転車でクリークの橋を渡って通学していますが、上り坂で前の学生の自転車を何台抜くか、、、妙なところでがんばっています。おたがい、老いてますます意気盛ん、、、を実践しましょう。さわ
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