バリウム日記 がんの早期発見をめざして

医療に関する話題提供をはじめ、日々学んだことを配信できればと思います。

バリウム検査で行う圧迫撮影について(筒で、肋骨のしたを押える方法)

2008年08月23日 | 胃(全般)
今、萩市にあるロイヤルインテリジェントホテルにきております。フロントの近くにはパソコンが3台あるのですが、そのパソコンで無料で、インターネットをしているところです。
さて、今日もひとつだけバリウムについて触れておこうと思います。

今回は立位の圧迫撮影(受診者の立場でいう、筒がでてきて、肋骨のしたを押えながら検査する方法)について考えてみようと思います。
今日では、高濃度バリウム製剤が開発され、撮影手技も一段と進歩し、微細な病変を数多く指摘できるようになりました・・・。しかし、人間ドックや集団検診から考えてみた場合、ずばり圧迫撮影は必要なのでしょうか?二重造影単独でも指摘は可能なのではないでしょうか?一時期、自分の中で、二重造影では指摘困難であるが、圧迫撮影なら指摘は容易である、という考えもありました。
しかし今では、勉強会の兼ね合いもあって、基本どおりの撮影を行うこと、二重造影の盲点を意識した撮影を心がげれば、圧迫撮影はなくても十分に可能であると思うのです。

とは言ったものの、各施設や各撮影者の方々の考え方はさまざまだと思います。他の皆さんは、どう思っていらっしゃるのかを聞いてみたいなと、最近感じます。
圧迫撮影はしんどかったというブログを見たため、今日はこのコメントにいたりました。拾い上げの立場から考えた場合、圧迫はいるのかなぁ。