先日、胃透視の院内勉強会を行いました。
院内の胃がんを集計していると、発見される胃がんは小さなものが増えてきているのを実感します。勉強会の成果の表れでしょうか。
早期胃がんの5年生存率は、90%を超えております。
今後とも早期発見に努めていくしだいであります。
受診者の方々はこれからも定期的に受診していただきたいと思います。
特にヘリコバクター・ピロリ菌に感染されている方は、胃がんになりやすい(ハイリスクグループ)ことがわかっています。
消化管の学会では、胃がんになりやすい方には、始めから内視鏡検査を持ってきたほうが良い。ともいわれています。
そうなれば集団検診の胃透視、撮影件数じたいを減らすことができ、時間的に余裕のある検診を提供できると思います。
近い将来、胃がんの罹患率が高い人には年に1度の内視鏡検査、そうでない人には2~3年に一回の検診、しかも胃透視で良いのでは??という考え方がスタンダードになるかもしれませんね。