バリウム日記 がんの早期発見をめざして

医療に関する話題提供をはじめ、日々学んだことを配信できればと思います。

ときにはゲップを、利用する

2009年10月28日 | 早期胃がん発見 Point
こんばんは。
今日は、皆さん、いかがお過ごしでしたか??
私は今日も胃透視でした。

今日は、胃体中部前壁に存在する隆起性病変の追加撮影に苦労しました。
出会った症例は、隆起性病変の丈が低い、正面で撮ろうとしたら、椎体と重なるなど。存在診断すら危うい状態でした。
しかし、ひととおりのルーチンを撮影後、ゲップが出ていたので、それを逆に利用しました。
再度、腹臥位の撮影を試みました。

胃粘膜があまり引き延ばされていない状態で撮影できたため、容易に存在診断可能な二重造影の1法、2法を撮影することができました。
病変自体は柔らかいのか、空気中等量のほうが容易にチェックできました。
隆起性病変の範囲を読み取ることができました。
このように空気量を変えた追加撮影は、ときに存在診断でも役に立つと思いました。