新・打打鼓紀行

和太鼓奏者/市川真司の太鼓道、日々の出来事や自身が主宰する千葉県を中心に活動している和太鼓チーム「すめらぎ」の事など…

土気サマーフェスティバル

2006年08月28日 15時11分21秒 | Weblog
昨日は千葉市のあすみが丘の稽古場近く、創造の杜公園でサマーフェスティバルが開催され、我がすめらぎも参加して来ました~昨年に続きてるちゃん率いる「翠天翔」さんとのジョイントで約1時間の公演になりました。
会場はまたまた野外!この夏最後の集大成、今回は富岡での経験を活かしての太鼓の配置をしました。特にベースの締め太鼓はもう1台増やして最大で7台の構成にしました。かなり贅沢な構成です、数年前ではとても不可能な事です。これは単純に人が増えたからではなく、個々の実力が上がった事を意味しています。非常に頼もしい事です。鼓手が安心して演奏できる環境の1つは、自分の音と周りの音が聞こえる事。一般の人には想像出来ないでしょうが、舞台の上では自分達の叩く太鼓の音が聞こえない場合が良くあります。すめらぎの太鼓はマイクを使いませんから
音量は自分達の力加減で行ないます、バンドのコンサートなどでボーカルの人やギターリストの横に黒い箱を見かけると思いますが、あれは演奏している人のためのモニタースピーカーと呼ばれるもので、自分達の声や音を個々が自分の演奏しやすいように細かく調整して聞く事の出来る物なんです。例えばピアノの音を強めに聞こえるようにとか、ギターの音は極力小さくとか、入念なリハーサルが必要ですが
モニターが無ければバンドが成立しないと言ってもいいくらい大事なアイテムなんです。しかしうちの太鼓はマイクを使いませんのでモニターも使いません、とんでもない大きな会場や特別な場合以外は生音勝負なんです!コンサートホール等ではさほど気になりませんが、野外演奏となると音が拡散して隣の人の音も聞こえない状況が多々あります。そんなプレーヤー泣かせな野外ですが昨日は舞台後ろの壁に音が良く反響して良い環境でした。昨日は5曲の演奏でした、新曲の「スパーク」
から始まり子供の曲「真星」~「無双」~「焦がれ」~「NE-BUTA」と満足のいく演奏が出来たと思います、細かい課題は山積してますが合格点です。中でも無双は昨日が初舞台の「荻」さん含む半数近くが新人の構成でした、みんな稽古場でしっかり出来ていましたので安心して?演奏できました。荻さんデビューおめでとう!!!また一人感染しました~! 焦がれの初演をした「たかまぁ」NE-BUTAの初演をした「海人」無双初締めの「由夏」とみんな立派にこなしました!
特にNE-BUTAはほぼベストメンバーで演奏できました、すめらぎの新しい看板曲に成長しつつあります!真星も子供達が立派に、特に渓将君は堂々と!?演奏できました~この夏すめらぎは色々な意味でステップUPしたような気がします。
個々の技術は勿論、9割以上が舞台デビューをして連帯感が強くなりました、そして東京ー千葉の合同稽古で会員同士の音のコミニケーションも取れました。すめらぎの太鼓は団体競技です、たくさんの仲間がいて上手く出来た出来ない、楽しかったと語り合える環境、大人でこの環境を持ってる人は少ないんじゃないでしょうか?仲間を大切に、うらやましいです・・・
さて!2006”すめらぎ夏の陣(なんだかソーランみたいですが)無事終了です!
これから秋、冬とまだまだ行きますよ~!!9月はたっぷり稽古出来そうです、それぞれ新しい課題をクリアーする大チャンスです頑張ってください~

最後になりましたが昨日応援に来ていただいた沢山の方々と打ち上げに差し入れをして頂いた方々にこの場をかりて御礼申し上げます、ありがとうございました。