新・打打鼓紀行

和太鼓奏者/市川真司の太鼓道、日々の出来事や自身が主宰する千葉県を中心に活動している和太鼓チーム「すめらぎ」の事など…

いろいろありましたが

2011年12月30日 23時42分01秒 | チャレンジド・知的・発達障がい児童教室
昨年の年末もその前の年末もずっと毎年毎年、同じ様に過ごして来て、
年明けからもいつも変わらず平穏でのほほんと生活し、四季を
楽しみながら生活していく。
その繰り返しが当たり前のペースであり当然の生活リズムでした。


しかし今年は3月11日に発生し東北地方を中心とした、我々世代が
今まで経験したことがないような突然の大地震を経験して、それに伴って
発生した大きな津波と原発事故…


その影響は凄まじくわたくし自身、これまでの生活や家庭、仕事、友人、
常識と、今までの当たり前がひっくり返るような経験をたくさんしました。


わたくし個人的にはやはり仕事面での変化が多かったでしょうか。
3月から数ヶ月は我々の業界はイベントの中止や延期、縮小といった流れは
なかなか収まらず、その後も自粛と言う言葉に変わり、しばらくスケジュールは
空白が続きました。

すめらぎの稽古もしばらくは自粛し、その後は稽古場が避難所になったりと
稽古がしたくても出来ないような状態も続きましたね。



そんな中・・・


昨年8月から新しくスタートしたチャレンジド親子和太鼓教室ですが、
少しずつ仲間も増え毎回楽しく賑やかに稽古できるようになりました。


















「チャレンジド」とはまだまだ新しい言葉で、ほとんどの方が初めて
耳にするのではないでしょうか?


わたしもチャレンジドを立ち上げる際に教室のネーミングで悩み、
いろいろな方にたくさんアドバイスをいただきました。

クラス名には様々な候補がありました、障害児クラスや特別クラス、
または若葉クラスなどがありましたが、今ひとつピンと来るものは
無かったのですが、鳩山前総理の言葉にもあったように、これから世界に
羽ばたいていっても通用するネーミングとして、「チャレンジド」に
決定しました!

ですから、すめらぎでのクラス名は障害児和太鼓教室などではなく、
「チャレンジド親子和太鼓教室」となるわけです。


















すめらぎでは、この親子教室という所に目的と意義を持っております。
日頃は介助者に徹しがちなお母さんやお父さん、また家族の方々が、
チャレンジドのお子さんと同じ目標を持ち、同じ稽古をして、汗を流し
楽しむこと。
そして、何かをしてもらうのではなく積極的に社会やコミュニティーに
参加して、自ら表現者となりながら地域社会に貢献していけるように、
自信を持てる何かを身につける為のチャレンジド親子和太鼓教室に
なればいいなぁと考えています。



チャレンジドメンバーの一人一人の性格や個性の違いは、なれるまでは
なかなか難しく「自分に本当に太鼓の指導ができるか?」と、思った
時もありました。

それぞれの障がいの違いもあり手探りで稽古を続けてきましたが、
なんと言うか「さじ加減」が本当に難しいです。
わたしがいたらない所はメンバーのお母様やお父様に協力してもらい
ながら稽古をすすめて
おりますが、最近はチャレンジドの子供達だけで演奏ができるように
なってきましたよ♪



これは本当に素晴らしい成果なんですよ~!!



2012年のチャレンジドメンバーの舞台デビューは間違いないと
宣言させていただきます!



さて、明日はいよいよ大晦日ですね~
今年は仕事もないので家族でゆっくりと過ごします。