むさしの墨友会

現代書道の父、比田井天来先生の門流である桑原翆邦先生の門人の吉野大巨先生を師として、書を愛好する仲間の会です。

共通点

2013-03-24 | 書道

ご無沙汰しております。

また、アップにだいぶ時間が空いてしましました。

そう言えば、「ご無沙汰」の語源です。

沙汰 。。。 元来は 物を選り分ける事。淘汰を言う。

中世には定、命令処理などを表す語として広く用いられたとのこと。

また、「沙汰」には色々な意味があり、「たより、しらせ」の意味。

「無沙汰」は「たよりが無い」つまり、「長らく会っていない」という意味になっているようです。

今日は共通点と言うタイトルでご紹介します。

 

 

私が習っているダンスの先生です。

何を言いたいのかですが、フロアーを書道の紙に例えると、踊り(書)をどのように表現するかです。

字もそうだと思うのですが、左右のバランスや空間も大事にするのでしょう。

 

 

センターから振り分ける強さ・・・。

お互いに意識しながら、力の配分を考えています。

男性のリードで、女性が踊るのです。(踊らせるのです)

このリードはつないでいる手だけでなく、体全体、反対側の張りや指先に力を入れています。

書も同じことが言えるのでしょう。

 

 

↑ のような字があるかも知れませんね。

中心から放射状に伸びている感じです。

 

 

次に、中央に集まる感じです。

気持ちももちろんですが、足や指の先まで集中しています。

書もこのような気持ち(想い)で書かなくてはならないのでしょう。

吉野先生からもダンスの先生からも同じことを言われます。

先ずは毎日お稽古することですよ!と・・・

私に一番欠けているのは毎日お稽古することでした。

 

 

先日の発表会で、踊った方の集合写真です。

女性のドレスの色がカラフルでしょ。

ある意味では自分が目立つようにしています。

ほとんどの方が色違いになっています。

偶然?必然?どちらも正解です。

書道展の軸装も、どのような位置で掛けるかは表紙の色具合もあるのでしょう。

似通った色が近いと書も目立たないのでしょう。

今日は趣味にしている、ダンスと書の表現についてご紹介いたしました。

これからお稽古します。(書とダンス)

 

萬 鶴