むさしの墨友会

現代書道の父、比田井天来先生の門流である桑原翆邦先生の門人の吉野大巨先生を師として、書を愛好する仲間の会です。

「拓本」実践例 (内田藍亭先生より)

2013-03-05 | 書道

 

 

先日、拓本についてご紹介しましたが、内田藍亭先生よりメールがありまして実践例をお話くださいました。

私だけではもったいないので、みなまさにご紹介いたします。

メール文より・・・

小生の実践例として昨年は、調布市の布多天神社にて20基の拓本を採らさせていただきました。

 

布多天神社

 

これは湿拓ですが、私と助手を付けて3カ月くらいの期間が必要でした。

準備や仕事もあり、実質7日間くらいでしょうかね。

高さが3mもある石碑もありますし、夏場ですとやぶ蚊に刺されながらの現場です。

炎天下の中、痩せる思い?(思いだけで、終了後の水分補給は十分に!)でした。

もちろん、準備していても雨の日はダメですよね。

石碑をよく洗ってから画箋を貼り、その上からタンポと言うてるてる坊主のようなものに墨をつけ、叩いていきます。

結構大変な作業になります。

今度また依頼がありましたら、むさしの墨友会のみなさんをご案内いたします。

拓本採りの面白さと大変さ?もご紹介します。

もちろん、その後の水分補給も・・・。

↑ の写真はかなり昔のものですが、高橋蒼石先生の助手で地方にて拓本取りした時の写真です。

石碑に画箋を貼り、その上からタンポに摩った墨をつけ、叩いていきます。

ご参考までです。 

 

(藍亭先生より)


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2 コメント

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大変な作業・・・ (彩翠)
2013-03-06 20:59:37
拓本をとるのは大変な作業だと思ってはいましたが、こうして読ませていただくと、ほんとうに体力も必要だし地道な作業だと思いました。(やはり写真はかなり昔のものなんですね・・・)
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彩翆さん (萬鶴)
2013-03-07 05:23:31
私ももっと簡単に考えていました。
碑などは確かに屋外で周囲には草木も多いことでししょう。
やぶ蚊も多い訳です。
拓本は採りに行くこともあれば、依頼を受けることもあるようです。
内田先生は依頼されると言っていました。
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