むさしの墨友会

現代書道の父、比田井天来先生の門流である桑原翆邦先生の門人の吉野大巨先生を師として、書を愛好する仲間の会です。

書道との出会い (萬鶴)

2012-05-05 | 書道

武蔵野市では米国テキサス州ラボック市と交流事業を続けていますが、2008年の7月下旬に中学生を引率して渡米いたしました。

ラボック市はちょうど市政100周年を迎えた記念の年でもありました。

記念品の一つとして、日本文化の代表品でもある書の軸装を贈ることになりました。

その作品は会田東鶴さんの師である、吉野大巨先生にお願いしたとのことです。

6月のある日でしたでしょうか、吉祥寺のお稽古場を東鶴さんと伺いました。

 

 

まさに風貌と言い、貫禄と言い、書道家の先生とお見受けいたしました。

私は全く書道には興味がありません。

ご説明いただいてもへぇ~と思うことばかりです。

筆を持った記憶も小学生時代ですかね?

話のやり取りから、東鶴さんに私が「帰国したら書をやりたい」と言っていますから・・・と先生に言うのです。

♪ ばか言ってんじゃ無いよう ♪ でした。

まぁ~言葉のやりとりと、その場のつくろいから、ハンコウを彫る(篆刻と言うのですね?)ことならと言ってしまいました。

 

 

この画像はラボック市の議場で吉野先生の作品をお渡しするところです・

向こうの市長さんは、この桐の箱が作品と思ったようです。

 

 

良くご説明して、桐箱を開けさせていただき、作品をご紹介しました。

周りの方々から大きな歓声と拍手が沸き上がりました。

これで預かった作品をお渡しする仕事は終えました。

帰国するまで書のことは全く忘れていました。

当然、東鶴さんと吉野大巨先生にお渡しした状況説明とご挨拶に伺いました。

その日です。

早速先生に半紙に書かれた朱の字を何枚かいただきました。

宿題です。(まだ入門もしていないのに・・・)

そして、9月ごろでしたでしょうか?今から思えば雙暢展の祝賀会にも参加していました。

(まだ入門もしていないのに・・・)

半分しかたが無く、成り行きで平成20年(2008)9年5日に入門する羽目になりました。

翌年の平成21年2月に、吉野先生から封筒が届きました。

中を開けると、授号すると書かれています。

雅号は「萬鶴」です。

 

 

何故か分かりませんが、2009年・2010年・2011年・2012年と4年連続で墨華展で入賞させていただきました。

今だ、何故だか分かりません。

今年は墨華会賞 第二部をいただきました。

気を良くして、もう少しは続きそうです。

さて、当初の思いである、篆刻はいつから・・・

基礎が大事と先生に言われていますが基礎はまだまだですので、当分は今の状態が続くことでしょう。

思うことあって、「舞」と言う字 一字を半切に15枚ほど書いてみました。

女房が脇から見ていて、“あら やる気になったの?”と言うのです・・・。

 

連休後半に写真を整理していて、書との出会いを題材に取り上げました。

 

(萬鶴)


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