この週末は、墨友会の仲間の皆さん5人で1泊2日の行程で、佐久市近代美術館で開催されている
比田井天来展を中心とした研修旅行に行く予定でしたが、あいにく台風14号が関東地方をうかがうようなので、
残念ながら研修旅行は急遽、取りやめることとあいなりました。
そこで、きょうは私、東鶴の「書道を始めたきっかけ」を掲載いたします。
私が吉野先生のところに通い始めたのは、今から7年と8カ月前の平成15年2月。
妻の学生時代の友人で三鷹の上五会館の経営者、加藤さんの紹介がきっかけでした。
夫婦でできる趣味を、と思っていたので、当初は妻も一緒に習うことに...。
でも、妻は途中から、長ーい休憩入って、いまだに休憩中であります。
休憩中に妻は、ステンドグラスや皮工芸に心変りして、書には戻れそうにありません...。
それはともかく、まずは先生の朱墨からどうぞ。
夫婦でできる趣味を、と思っていたので、当初は妻も一緒に習うことに...。
でも、妻は途中から、長ーい休憩入って、いまだに休憩中であります。
休憩中に妻は、ステンドグラスや皮工芸に心変りして、書には戻れそうにありません...。
それはともかく、まずは先生の朱墨からどうぞ。
当時、吉野先生に書いていただいた、横一や鉤、右はね、払い、逆入、顔真卿の
右払い、縦棒とはねなどのお手本のかずかず。逆入や顔流の筆使いなどは
当時の私のとってはそれこそ「眼がテン」ものでした。
それにしても結構もの持ちいいでしょ?
このころは、楷書は欧陽詢楷書蘭亭記、行書は集王聖教序、草書は孫過庭の書譜
隷書は礼器碑と四字体をいちどきに習っていました。四体同時進行というのも面白いですよね。
木曜日のお稽古日に通っていたのですが、長谷川小麗さん、望月聴泉さん、小柳聴雨さんなどの
木曜日のお稽古日に通っていたのですが、長谷川小麗さん、望月聴泉さん、小柳聴雨さんなどの
お姉さま方や、今は亡き、ダイナミックな気合いの荒川紫芳さんがいらっしゃいました。
故荒川紫芳さんの遺品「好太王碑」の法帖は大事に使わせていただいています。
また男性では、河野栖鶴さん、中田仙鶴さん、石合仁鶴さん、犬飼翆亭さんなどの先輩方がいらっしゃいました。
習い始めのころの作品(平成15年9月雙暢展「自足」)
始めて1年たった頃の作品(平成16年3月誰誰展「書譜」)
「誰誰展」とは奈良の米田英石先生が17年にわたって主宰されている
書展で、正しくは「誰でも出せて誰でも出せない書展」と言います。
中国であれば唐以前、日本であれば平安以前の古典の臨書のみを
対象とし、大きさは半切限定で、表装はしないで仮巻きにより展示し、
あらゆる賞を設けない、という三原則によりなりたっている書展です。
米田英石先生はこのようにおっしゃっています。
米田英石先生はこのようにおっしゃっています。
「習い始めて三か月であろうが半年であろうが、そんなことは関係ないのである。
何をどのように習っているのかが問題なのである。また、出品したからとて入選、
特選、特別賞と言うようなものは一切設けないのである。作者なり会場に見えた
方々が各自鑑賞されればよいのである。争って賞を得るような品評会ではない。
真摯な態度で古典に臨んだ作品は必ずや見る人の心を揺り動かすものである。」
皆さんもぜひ、一度、出品してみてください....。
同じころの作品(平成16年4月墨華展「集王聖教序」)
この作品は墨華後援会賞をいただきました。
でも今になって、よく見ると、雅印や引首印も押していなかったのです。
でも今になって、よく見ると、雅印や引首印も押していなかったのです。
そんなこともあるものなのですね...。
やがて「東鶴」という雅号をいただき、落款印、引首印を先生に彫っていただきました。
自分の好きな言葉を書いて良いということで、ぶらんこという意味の「鞦韆(しゅうせん)」
という言葉を書きました。(平成18年9月雙暢展)
この言葉は、学生時代の経済学部全体のゼミナール誌の編集を私が担当していたとき、
この言葉は、学生時代の経済学部全体のゼミナール誌の編集を私が担当していたとき、
題名として自分で選び、35年前の当時も確かタイトル原稿を筆で書いたことを覚えています。
以上、少し長くなってしまいましたが、東鶴が入門したころのお話におつきあいいただきありがとうございました。
以上、少し長くなってしまいましたが、東鶴が入門したころのお話におつきあいいただきありがとうございました。
きっかけは、本当に真面目だったんですね。
しかも、奥さまと共通の趣味を・・・。
私のように強引に誘われたとか、仲間と酒が飲めるとは大違いです。
うむぅ~。
“何をどのように習っているのかが問題なのである”厳しいお言葉です。
胸にグサリと刺さります。
「鞦韆(しゅうせん)」とはぶらんこの意味ですか?
私は何事にも“宙ぶらりんこ?”です。
今度私の引首印は・・・
「魚利」(漁夫の利)または「棚餅」(棚からぼた餅)・「他願」(他力本願)にしようかな?
秋の研修旅行は残念でしたね。
通りすがりの旅人です。
書道関係で検索していたら、御会がヒットしました。
楽しいお仲間の活動と書道に対する熱意が感じられます。
普段着のような文面にもそれぞれの個性が伺え、親近感が湧きます。
今後とも継続してアップして下さい。
まだまだこれからの会なのですが、それぞれが適当に元気で楽しく行きましょう、と頑張っています。
またどうぞお立ち寄りください。