半農・半Xの生活

思いついたことを思いついた時に綴ります。

幻の酒を求めて

2013年05月12日 05時51分01秒 | 日記
雨の土曜日、以前から行きたいと思っていたところにドライブを
兼ねて行ってきた。
最初は、石井美千子氏の「昭和のこどもたち」という人形展である。
貧しかったけれど人間の繋がりが濃密な古き善き時代にしばし身を
置いた。人形の一体一体に個性があり、生き生きとしていて温もり
が伝わってきた。
カネが全てで儲けるが者が正であり、人間関係が希薄で全てに歪ん
だ現世の何と寒々しいことか。

二箇所目は、昨年、妻の友人から頂戴した’幻の酒’があまりにも
美味かった感覚が舌から喉に残っており、予てから蔵元を是非訪ね
てみたいという念願が叶った。
場所は、安積野市にあり、EH酒造という、以前は酔園という蔵元
だったらしいが、関西のExcelHumanという企業に買収されたら
しい。
酒蔵は、仕込みの時期は過ぎているので、客の姿もなく、最近、綺麗
に建て替えられたと言う近代的な酒蔵の中を二十歳だという若い女性
に案内してもらった。人影は無く、まさに近代的な清潔な工場という
感じで、ほのかに麹の匂いがする程度だった。

銘柄は10種類以上あり、試飲できないのが残念だった。次回は運転手
付きで訪ねてみたいと思う。
そして、お目当ての幻の酒の1.8L瓶を買い求め、意気揚々と帰宅し、
晩酌ではあの味を心ゆくまで堪能した。

                
                幻の酒