週末の社会勉強

日曜日は、朝5時に家を出て、一度行ってみたかった新潟県の
村上市に向かった。
元来、車の運転は、長時間運転してもさほど苦にならない方な
ので、気ままな一人旅を楽しんだ。気が向いたらＳＡやＰＡに
入り、土地の物を見たり食したりするのはドライブの楽しみの
一つである。

村上市は、鮭が有名で、特に“味匠喜っ川”が以前から気になっ
ていたので、行ってみた。昔は造り酒屋だったという店内の天井
に千匹以上の鮭が吊されている様は壮観であった。最盛期には三
千匹以上は吊されているとのこと。店員さんに謂われや製造過程
や苦労話などもろもろのお話を聞くことができたのは有意義であ
った。今や有名人となった社長さんにはお目にかかることはでき
なかったが、食したかった鮭の酒びたしや生ハム等を数点購入し
た。
ここの専務さんも町おこしの先頭に立って頑張っておられるとの
こと、町中を散歩するとその一端が伺い知ることができた。是非
頑張って欲しいものだと思った。

　　　　　　　　　　　　　　　　　

そこで、肴は求めたので、これに合う酒が欲しいと店員さんに訊
ねたらこの店の宗家が酒屋を営んでいるとのことで、そこで地酒
を入手することにした。その店も元は、造り酒屋だったいう間も
なく築200年という重厚な建物で鮭、酒、政治の話などついつい話
し込んでしまった。
買い求めたのは“〆張り鶴”という純米吟醸でスッキリした味わ
いで吟醸酒でも飽きが来ない味わいの酒で、小生好みである。

以前から望んでいた物を手に入れ、喜び勇んで帰宅し、夕餉には、
往復６２０ｋｍの程よい旅の疲れを酒と肴で癒やしたのは言うま
でもない。