コロッケの思い出

逗子にある人気のお肉屋さんで、葉山牛コロッケを買いました。それで今日のランチに少しだけおまけとしてお出ししたのですが、私の作ったメインより美味しかったかもー！少し濃いめの味付けで小ぶりなのでペロリと何個でもいけそうな感じです。私もコロッケは大好きで、小学生の頃に商店街のお肉屋さんで揚げたての熱々を半分に切った紙袋に入れてもらい、食べ歩くのが楽しみでした。確か10円位だったかな？ある時いつものように、件のコロッケを頬張りながら幸せを噛み締めて歩いていると向かい側から歩いてきた男の人が、明らかに私を睨んでいる事に気がつきました。私の至福の時間を邪魔する奴を見返すと、見たことのあるおじさん、、、それは父でした。ギロリと睨みつけて、一言も発せずすれ違ったのですが、幸せは急激に色褪せました。そう、その晩、夕食時にみっちりと叱られたのです。買い食いは行儀が良くないこと、町内の人に見られてること、親として躾がなっていないと思われる事、等々大声で怒鳴られ、その日の夕飯は喉に通らなかったのを覚えています。そんな記憶からコロッケを食べ歩くことは無くなりましたが、美味しいものは美味しい。未だにコロッケは大好きな私なのでした。