昨晩は基幹システムの切替日だった。
前回の失敗(詳細はこちら)が活かされ、今回は無事に完了した。
ドキュメントを整備するのは当たり前だが、
究極の問題として「ちゃんと後世に伝わるか」という点だ。
これはのちに引き継ぐ方のスキルや経験にも大きく依存する。
ドキュメントがあれば大丈夫というのは少し違うと思っている。
物事はマニュアル通りにいかないことの方が普通であり、
イレギュラーが起こった時の対応力が重要となる。
DevOpsやコンテナ、クラウドなど簡単に様々なことを解決してくれる
サービスや考え方が生まれる一方で、SEの質を落としているのでは?
と最近疑問に思い出してきた。
苦労した経験があるからこそ問題に立ち向かうことができる。
だから「経験」というものは非常に重要だと考える。
前置きは長くなったが、今週は以下を解いてみた。
平成26年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午後Ⅰ試験
問題の趣旨は、全国展開する学習塾のネットワーク構成見直しである。
一言で「見直し」と言っているが、ちゃんと背景がある。
某学習塾でも最近はやりの動画教材を配信するための動画サーバと
情報の一元管理のためにファイルサーバを本社に設置して、
各拠点でそれを参照できるようなネットワーク構成にするということ。
ここまではイメージしやすい。
しかし、問題文やネットワーク構成図を見ると、
VRRP、OSPF、PBR、CIFS、WAN高速化装置など様々な用語が登場する。
この問題はルーティングを中心とした問題であるが、
運用も絡めた広範囲の知識と経験を求める問題であった。
この問題を解くも、50点満点中19点ぐらいしか取れない。
例えば、以下のようなことが問われる。
・上記の用語を深堀してなぜこのネットワーク構成にしているのか
・特定の機器が故障した場合はどの経路で通信が行われるか
・冗長化構成を組んでいる広域イーサ網の片系が利用できなくなった場合の
動画配信用通信を優先するためにどのような運用で対応するか
プロトコルの仕様やIPヘッダフィールドの内容など細かく問われる。
本当に難しい、、、
点を線で結ぶために過去問を解くということを以前に投稿したが、
点が多すぎるのである。
しかも、その点が覚えにくいし、なにより深い。
過去問題を解きながらわからない用語や誤った設問の解答プロセスなど
一つずつクリアしていくしかない。
近道はない。努力するしかない。焦っても点数も上がらない。
今日からこの本片手に過去問題を徹底的に理解したいと思う。
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落ち着け!自分!!
頑張る先には「合格」が待っている!
そう言い聞かせている自分がいた、、、
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