エステティシャンの皆様へ

連載シナリオ『ハートに火をつけて』

２２ 同・オーラソーマコーナー
　　(時間の経過)
　　沢山の人だかり
　　テーブルに４本のボトル並んでいる。
　　テーブルを挟んで、慶次と菫座っている。
　　慶次、ボトルを手に取り、
　　菫の前で振る。
　　４本目のボトルの時、ボトルの向こう側　
　　に菫の顔の輪郭が光る。
　　慶次、一旦ボトルをテーブルに置いてか
　　ら、再び手に取り。
慶次「コレが菫さんのテーマ、ラブ＆ライト、
　内なる愛を見出すための知恵と理解」
　　菫、トロンとした目付き。
菫「うん、当たってる」
慶子「菫ちゃんどいて、次、私」
　　宿泊客Ａ、手を上げて、
宿泊客Ａ「次、私」
宿泊客Ｂ「次、私」
宿泊客Ｃ「私も」
　　宿泊客達、次々と手を上げていく。
　　菫、我に返った表情で立ち上がり。
菫「お客様、申し訳ございません、
　今日はセッテングとリハーサルを行ってお
　ります。営業は明日からになります」
　　宿泊客Ａ、脹れ面で、
宿泊客Ａ「えー、困る、私明日帰るのに」
宿泊客Ｂ「やだー、私も明日帰るのよ」
菫「ご安心下さい、明朝７時からこの
　コーナーは営業いたします」
　　慶次、チョット驚きの顔、小声で、
慶次「朝７時！」
菫「ワタクシ、このホテルのオーナーの
　南條と申します、これから先生とミーティ
　ングに入りますので、今日はこのへんで、
　また明朝７時よりお待ちしています、
　じゃ、先生まいりましょうか」
　　菫、慶次の手を取り立たせる
　　慶子、自分を指差し
慶子「菫ちゃん、わたしの占いは」
　　菫、慶子にウインクして、慶次の手を取
　　りながら立ち去る。
　　慶次、後ろ姿、首を傾げている。

※参考資料
　　「オーラソーマ・パーフェクトガイド」
　　　　　　　　　(武藤悦子著／ヴォイス)
　　オーラソーマに関する記述は、
　　上記を参照、引用しております。